ディープラーニングは必要ない?自動運転の未来は天才ハッカーが切り開く

最終更新日: 公開日:2016-04-27 | Posted in テクノロジー by

自動車メーカーのみならず、IT企業や大学・研究機関なども交えた一大ムーブメントとも言えるのが、先進運転システム(ADAS)や自動運転車の開発だ。実は、単純に決まったルートを走行させるだけであれば、自動運転車の実現はさほど難しくない。しかし、これが日々刻々と変わる天候や周囲の交通環境、飛び出し、信号などを考慮して事故を起こさないようにとなると、極めて難しくなってくる。今の開発の主流は、演算能力の非常に高いシステムを使って人工知能による学習(ディープラーニング)を繰り返し、自動車にもパワフルなコンピュータを搭載する、というのが定石だ。

しかし、己の才能だけを武器に、こうした大企業たちと対等に自動運転車を開発している人物がいる。ジョージ・ホッツ氏、26歳。弱冠17歳でiPhoneやプレイステーション3を世界で初めてハッキングし、一躍名を馳せた天才ハッカーだ。

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(Comma.aiサイトより)

ホッツ氏は昨年から自動運転車に興味を示し、わずか数カ月の開発期間と簡素な設備(ベースカーの購入を含めて4〜5万ドル)で、実際に公道で実走する様をメディアに公開してみせた。多額の資金とリッチな装備を惜しげもなく投入する自動車メーカーとはあまりに好対照な成果だ。こうした成功を受けて、ホッツ氏が自動運転車の開発に向けて設立したベンチャー企業「Comma.ai」社は4月10日には米国でも最大規模のベンチャーキャピタルであるアンドリーセン・ホロウィッツから310万ドル(約3億4000万円)の資金調達に成功している。ホッツ氏は「1000ドル程度で自動運転キットを発売したい」としており、その夢へ向かって一歩前進した形だ。

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この記事の筆者:海老原 昭

IT業界を中心に、政治経済からオタク業界まで、基本なんでも屋のフリーライター。輸入車のマニュアルや...