Apple CarPlayを徹底レビュー 、今後は普及していくのか?

最終更新日: 公開日:2015-06-25 | Posted in テクノロジー by

昨今、カーナビにCDやMDを挿入するのではなく、iPodなどの音楽プレーヤーやスマートフォンを接続し、その中の楽曲を再生する人が多いのではないだろうか。そんな中、スマートフォン側からもカーナビとの親和性を高める仕組みが用意されるのは自然な流れだ。今回は米アップル社の「iPhone」をカーナビと接続する機能「CarPlay」について紹介したい。

▲ケーブルでつなぐだけでCarPlayが起動する。次期iOSではWi-FiやBluetoothといった無線通信でも接続できるようになる(extremetechサイトより)

スマートフォンがカーナビを置き換える

Apple CarPlayとは、アップルがiOS 7で搭載した、車載モニターとiPhoneを接続するための機能だ。この機能に対応したカーナビ/モニターは、iPhoneと接続すると画面がCarPlayに代わり、もともとのナビの機能の代わりにiPhoneの地図や音楽を表示/再生するようになる。

カーナビとスマートフォンは、地図や音楽プレーヤーなどの機能が被っているが、常にネットから最新版の地図をダウンロードでき、音楽も大容量のメモリーに記録したり、インターネットからダウンロードして再生できるスマートフォンのほうが優位性が高い。ならばナビはディスプレイに徹して、それらの機能をスマートフォンにまかせてしまおう、というのがCarPlayの考え方だ。

CarPlayには対応していなくとも、スマートフォンと連動して利用できるナビ自体は、ケンウッドなどからも販売されている。しかしこうした製品は独自仕様で連動しているので、利用できる機能にも制限があったり、対応アプリが少ないといった問題がある。CarPlayであれば、共通規格であるため、対応アプリはどのメーカーのCarPlayでも利用できるので、アプリ開発者としてもメリットがあるわけだ。

今回は国内で唯一CarPlayに対応しているパイオニアのAVメインユニット「SPH−DA700」を元に紹介しよう。

自動車での利用に最適化された操作系

SPH−DA700は、ラジオとアンプ、プロセッサー類をまとめ、さらに大型(2DINサイズ、6.2型)のディスプレイが組み合わさったものだ。つまり、単独ではカーナビとしての機能を持たない。ディスプレイはスマートフォン/タブレットや、最近のハイエンドカーナビで見られるようになった静電容量式パネル。iPhoneと同様にタップやスワイプ、フリックといった操作が行える。さらにサイドには、タッチタイプのハードウェアスイッチが用意されており、音量調整などはここで行うことになる。

CarPlay

▲写り込みが激しく大変申し訳ないが、中央のディスプレイ部がSPH−DA700。対応するiPhoneはiPhone 5以降の、Lightningコネクターを搭載したモデルで、iOS 7以上がインストールされている必要がある

Lightning−USBケーブルでiPhoneをつないだ場合は音声認識での操作も可能だ。トヨタ、ダイハツ、ホンダなど国内メーカーの純正ステアリングスイッチに対応するためのケーブルがオプションで用意されており、これを接続すると、ステアリングスイッチからiPhoneの音声アシスタント「Siri(シリ)」を呼び出せる。このスイッチがない場合は、各機能の中で入力が必要になる場合、自動的に音声入力が起動するようになっている。マイクはiPhoneのものを利用するが、音楽を流している時でも、認識率はなかなか良好だ。

あわせて読みたい記事

この記事の筆者:海老原 昭

IT業界を中心に、政治経済からオタク業界まで、基本なんでも屋のフリーライター。輸入車のマニュアルや...