フォルクスワーゲン新型トゥアレグの試乗レポート!肩肘張らず善良なるクルマだ

公開日:Posted in 試乗レポート by

フォルクスワーゲン・トゥアレグといえば、現在日本における「一番大きなフォルクスワーゲン」という位置付けになろうかと思います。そんなクルマをこの度フォルクスワーゲン日本よりお借りしました。その試乗の感想をここに記したいと思います。

フォルクスワーゲン・トゥアレグはおおらかなドイツ車だ

8

ちょうどシルビアが車検で入庫。そんな時に、HUNT3拠点目を岐阜にオープンするというので(※HUNTはガリバーが展開する、おでかけをテーマにしたブランド施設)どうしたものかとご相談したところ、前週の茂木行きでThe Beetleをお借りしたフォルクスワーゲンさんに「せっかくなら」と入れ替えでトゥアレグを用意してくださったというわけです。

昨年は、前半から秋口にかけ、かなりいろいろなモデルを矢継ぎ早に投入。しかしその印象を霞ませるような出来事にメーカー全体が見舞われることになりました。しかし、思うのは「クルマの実態はどうなのか」「クルマとして全て否定される話なのか」という疑問は常に抱いておりました。規制値をクリアしたかしなかったか。如実に事実として現れます。

ただ、内燃機関、常にお全く同じ「比率」で排出ガスが出る話でもないし、盛っていた、実態がなかったという「欺く行為について」は大いに糾弾されてしかるべきでしょう。しかし、じゃあ、乗って思わずご機嫌になるような、クルマとしてしっかりと作られている部分、ステアリング、ブレーキ、アクセルのフィーリングなど、やはり他のクルマとは一線を画している部分が少なくないフォルクスワーゲン。

4
▲いいお天気だったので、リアゲートを開けてここで作業をすることに。広いのでそんなのも快適そのもの

今この時期に、そういった部分に関しても分かりやすく好評な現行ゴルフ7でもなく、多くの人がここ10年から20年の間慣れ親しんだフォルクスワーゲンの「例の、いつもの感じ」。そんなものに振り返るのにいいタイミング、だというのも今回立て続けに改めて試乗させていただいて感じたことでした。

VWのフラッグシップ、しかし高級車ではない

11

これは別にけなしているわけではなく、品川の事務所でキーを預かり、トゥアレグに乗って、山手線のガードをくぐる前にすでに感じていた印象でした。小難しい仕掛けがあるわけでもありません。珍妙なギミックで「演出に過ぎる」こともありません。

4.8mの全長に対して幅は1.9mを超えます。ただし「最近のクルマはでかい」で一蹴できないのは、あれだけ大きなタイヤを付けていると、このくらいの幅があることで、ターニングサークルはかなり現実的なもの。中央分離帯のある大通りでのUターンなど切り返し無用です。確かに、絶対的には幅広いので、高速道路などでも、少し手が動くとレーンキーピングのぶるぶるが作動したりします。

しかし、街中ではむしろ高いアイポイント、バックカメラが手伝って、鼻先が収まれば、案外どこへでも行ける、そんなクルマでした。そういった操作性も、高級デバイスをてんこ盛りにして対応、ではなく、そういうことができるボディ形状、デザインになっているのです。

9
▲黒いボディもあいまって、ぐっと大人びた印象

テールゲートも、最近では「君風情でも?」と揶揄したくなるくらい、そこそこのクラスのクルマでもパワーゲートが付いていたりしますが、このクルマは昔からハッチはそう開けたように手で閉めて大丈夫なのです。高級なのが欲しい人はカイエンや、アウディの面々なんかを選べばいいのです。

あわせて読みたい記事

この記事が気に入ったらCLに「いいね!」しよう

最新情報はFacebookページでチェック

この記事の筆者:中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し...