「夏休みだから那須塩原へ」BMW 2シリーズ 218dグランツアラーに試乗する

公開日:Posted in 試乗レポート by

今年はBMWが創立100周年の記念すべき年。自動車を作る前に航空機メーカーとしてスタートした年から一世紀なのだそうです。航空機メーカーを前身とするメーカーはたくさんあります。BMWもその一つということになります。

img_20160722_114138

自動車メーカーとしても、FRや直列6気筒エンジンという、比較的オーセンティックなアイコンを今も大事に守り続けているメーカーというイメージが強いかもしれません。しかし、そんなBMWも近年では様々なニーズに応えるべく様々なニューモデルをリリース。コンパクトなモデルではFFレイアウトも積極的に採用したりしています。実際のところどうなのか。やはりちょっと気になりますよね。

もう秋雨前線が居座る季節になってしまい、少し前になりますが、今年の夏休みは、甥や姪も一緒に那須塩原に行くというので、その機会に「BMWなのにFF」「BMWなのにミニバン」な、2シリーズ 218dグランツアラーの試乗をすることにしました。果たしてどんなものなのか振り返ってみましょう。

img_20160722_114208

BMWの最初のモデルはコンパクトカーだった!

こういう伝統を重んじ、スタイルを貫くメーカーや車種には、とかく頭の固いファンが群がりがちですね。原典・原理主義というか、「ねばならない」を五月蠅く繰り返す人いますね。まあ、わからないでもありません。しかし、例えばBMWに関しては金科玉条のごとく「滑らかなストレート6」を盲目的に唱える、そういう人も散見されますね。ただ、いろいろ見ていくと古くはV8モデルがかなり主要な構成を占めていましたし、もとをただせば、最初に生産したモデルなど、コンパクトカーというべきクルマDixi(ディクシー)だったのです。

このdixiはどんな状況で生まれたのでしょうか?虎視眈々と自動車生産に乗り出そうとしていたBMWのですが、そのころイギリスのオースチン・セヴンのライセンス生産車「dixi」の製造権を持っており、鉄道車両の製造なども手掛けていた、アイゼナハ車両製作所の株式が大暴落。このタイミングを狙ってさっくりと買い取ったところで、工場と権利が手に入り、自動車製造に乗り出した、というようなことのようです。このクルマは、クラスでいえば小さな高級車3シリーズのようなモデルだったかもしれませんが、サイズはずいぶんコンパクトなクルマ、自動車趣味の観点からBMWを見ている方には受け入れていただけないのかもしれません。それでも、当時のユーザーから受け止められ方としては、すこし背を伸ばして買う、初めてクルマ、そんなチョイスの、コンパクトなBMW。まさにこの2シリーズ アクティブツアラー/グランツアラーのようなクルマだったんじゃないか。そんな気がしているのです。

あわせて読みたい記事

この記事の筆者:中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し...