大学生の頃からの憧れ「ポルシェ911ターボ」オーナー、岩岡秀明さんへインタビュー

最終更新日: 公開日:2017-03-31 | Posted in オーナーインタビュー by

最新のポルシェ911ターボに乗っている現役ドクターのインタビュー・・・。

お会いするまでは正直いって「怖い方だったらどうしよう・・・」と心配でした。何を隠そう、筆者が幼少期に入院した病院の先生がとても怖い方で、いまだにトラウマとしてそのときの記憶が残っているのです。いまにして思えば、人生初の入院で、はしゃぎすぎた筆者に原因があったような気が・・・。それはさておき、オーナーさんとお会いした数秒後には、その心配は杞憂であったと安堵することになります。

「おはようございます。いやあ、今日はいい天気になって良かったですね!」

岩岡秀明 ポルシェ911
▲内科医の岩岡秀明さんと、2015年式ポルシェ911ターボ(991型)

待ち合わせ場所に、颯爽と純白のポルシェ911ターボで現れた岩岡秀明(いわおか・ひであき)さん。鮮やかなブルーのセーターがお似合いの岩岡さんは、笑顔が素敵な紳士だったのです。考えてみれば、岩岡さんは現役バリバリのドクター。患者さんに緊張感を与えるような方では務まりません。しかし、いざ仕事の話しになると、温和な岩岡さんが「岩岡ドクター」へと変貌を遂げます。

── オーナー紹介&どんな仕事をされているのですか?

岩岡秀明 ポルシェ911
▲高速道路で背後からこのクルマが迫ってきたら、思わず道を譲ってしまいそうです

岩岡秀明と申します。現在60才。生まれは浅草、つまり江戸っ子です。大学が千葉県にあったので、それ以来この地に暮らしています。仕事は内科医であり、詳しくは糖尿病内分泌内科といいます。2002年より、船橋市立医療センターという病院に勤務しています。医師として勤務している他、市民の皆さんや、他の分野の医師に向けた糖尿病に関する講演を行ったり、書籍の出版やWebサイトに記事を寄稿したりしています。

── 小さいころから医師を目指していたのですか?

岩岡秀明 ポルシェ911
▲ポルシェ911ターボ(991型)のボディサイズは、全長×全幅×全高:4506×1880×1296mm

いえいえ。勉強して弁護士になろうと思っていた時期もありました。実家が開業医を営んでいたので、医院を継がないまでも、医師になるのは使命に近いものがあったかもしれません。しかし、私は手先が不器用なので、外科医ではなく内科医の道を志しました。さまざまな選択肢があるなかで、当時から糖尿病に関する知識を深めていきたいという思いがあり、この仕事に就いています。それに、弁護士は人間と争いますが、医師は病気と戦いです。患者さんと本気で向き合い、2人3脚で病気を克服するこの仕事に、誇りとやり甲斐を感じています。

── 医師というと、心身ともにかなりハードなお仕事というイメージがありますが・・・

岩岡秀明 ポルシェ911
▲背後から見たとき、よりターボボディ特有のグラマラスなフォルムが強調されます

私は24才で医師になりました。月に何度か当直があり、朝になればそのまま外来患者の診療という生活を30年ほど続けてきました。外科医ほど頻繁ではありませんが、休暇中に呼び出されることもしばしば。週末に休むようになったのはつい最近のことです。

これは2012年時点でのデータですが、いまや糖尿病は、予備軍も合わせると日本人の6人に1人の割合です。さらに、40才以上だと3人に1人。この調査は5年ごとに行われるので、次は今年です。この割合がさらに増えている可能性もありますね。それだけに、専門医として少しでも啓発活動を行っていきたいと日々活動しています。

糖尿病は見過ごしてしまうケースが多いだけに、勤めている会社の健康診断や、自営業の方は人間ドックなど、定期的な検査を必ず受けてください。クルマだって、定期的なメンテナンスを受けてこそコンディションを維持できるのですから、生身の人間であればなおさらです。

●必読!岩岡ドクターによる、糖尿病に注意した方がいい方
□親族に糖尿病を患った方いる場合
□ストレスが溜まる仕事
□体重が二十歳頃より10%以上増えている方
□生活が不規則
□偏った食生活(脂っこいものが好きな方も要注意!)
□糖尿病予備軍も要注意!(血糖値を測れば分かるそうです)

岩岡秀明 ここが知りたい! 糖尿病診療ハンドブック
▲岩岡ドクターが執筆した「ここが知りたい! 糖尿病診療ハンドブック Ver.3」。糖尿病専門医が一般の医師・医療者向けにまとめた専門書です

岩岡秀明 ポルシェ911
▲糖尿病をあらゆる観点から考察している内容は、専門外のドクターにも心強い存在となるはず

── 岩岡さんのこれまでの愛車遍歴を教えてください

岩岡秀明 ポルシェ911
▲このスポイラーやエアダクトは、911ターボオーナーだけが手にすることができるフォルム

学生時代に、日産スカイライン2000GT(ケンメリ)を手に入れたことを皮切りに、マツダ サバンナRX-7(初代)やホンダ アコード、日産スカイライン、三菱ディアマンテなどを乗り継ぎました。現在は、991型と呼ばれているポルシェ911ターボ、先日納車されたアバルト124スパイダー、それとBMW430グランクーペMスポーツを所有しています。

── 初の輸入車は何だったのですか?

岩岡秀明 ポルシェ911
▲高速道路では、ただただこの後ろ姿を見送るしかありません

BMW525i(E34)です。元々ドイツ車は好きでしたから、無理して手に入れたとはいえ、嬉しかったですね。以前、メインカーとして所有していたスカイラインに乗っていたとき、追突事故に遭遇したんです。ガソリンタンクがトランクの下にある構造だったので、追突された弾みでクルマが炎上。幸い、私を含めて家族に怪我はありませんでしたが、安全なクルマに乗ろうと思った瞬間でした。

その後、メルセデス・ベンツE320(W210およびW211)を乗り継いだんです。この2台で通算12年くらい乗りましたね。気づけば私も50才になっていました。そんなあるとき、友人から「先生もメルセデス・ベンツでアガリですね」といわれたんですね。『冗談じゃない!このまま終わってたまるものか!』と、私の反骨精神がメラメラと目覚めたのです。2人の息子たちも成長しましたし、これまで仕事も頑張ってきたという思いもありました。私は「ザ・フー」という、UKロックが大好きなのですが、50才になったし、そろそろロックなクルマを選んでもいいのではないかと思いたち、V10エンジンが搭載されたBMW M5(E60)に乗り替えたんです。

── いきなりV10のM5ですか!50才を転機に、一気に弾けたんですね

岩岡秀明 ポルシェ911
▲ターボのタイヤ/アルミホイールは20インチが標準。ポルシェは常に新しく、そのクルマにベストなデザインを提案してきますね。タイヤサイズは、フロント:245/35ZR20、リア:305/30ZR20

そうですね。一気に弾けました(笑)。このM5はV10エンジンが奏でる音も最高でしたし、同じドイツ車といえど、通常のモデルでは味わえない世界を知ることができました。そして、いよいよ長年の憧れだったポルシェ911に乗り替える決意を固めたんですね。

── ポルシェ911に対する憧れはどれくらい前からだったのですか?

岩岡秀明 ポルシェ911
▲いつの時代も、ポルシェ911ならではのフォルムは永遠であり、不変です

大学生のころからです。つまり、20代前半ですね。当時は六本木に通い詰めていたライブハウスがありましたし、ディスコにも行きました。いまはアウディのディーラーになってしまったけれど、当時、飯倉(港区六本木)の交差点にポルシェのショールームがありまして、ここを通るたびにいつかオレもポルシェを手に入れたいなあと思ったものです。

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この記事の筆者:江上 透

CL副編集長。輸入車関連のセールスプロモーション、ウェブサイト、紙媒体、ラジオ番組の企画/制作/運営...