人生の相棒「ローバー MINI カブリオレ」オーナー、合田佳弘さんへインタビュー

最終更新日: 公開日:2017-01-24 | Posted in オーナーインタビュー by

NEW MINIに心が揺らいだのもきっと、趣味を理解して支えてくれた奥様の言葉だったからこそでしょう。

じつは「50年以上前のクルマなのに現役」という話にも根拠がありました。クラシックMINIは、なんと新品の部品が手に入るそうです。しかもJMSA※から純正部品よりも精度の高い日本製の部品が供給されています。極端に言うと、修理をするたび新車に近づくわけです。もしかするとクラシックMINIは、世界一ラッキーな星のもとにあるクルマかもしれません。
※全国のMINI専門店が加盟する組織


▲ポジションランプを点灯すると「ニッコリ」。まるでMINI カブリオレがスマイルを浮かべているかのよう。

MINI カブリオレを輸入した本人と偶然出会う

さて、「人(オーナー)を選ぶクルマ」にはふさわしい逸話がつきものですが、合田さんも奇跡のようなエピソードをお持ちでした。

合田さんが今までいちばん印象的だった出来事は、MINIカブリオレを輸入した本人と出かけた先で偶然出会ったエピソードでした。

2014年。合田さんは遠征の道中で、神奈川県藤野町にあるパーキングエリアへ立ち寄りました。すると、ひとりの年配男性が合田さんへ近づいてきて言うのです。「そのMINIカブリオレは九州でお買いになったのではありませんか?」と。

合田さんの心臓が高鳴りました。聞けば以前、英国車を輸入する会社にお勤めで当時6台のMINI カブリオレの輸入を担当。合田さんの「レッツ号」はその6台のうちの1台だったというのです。MINI カブリオレが引き寄せてくれた縁なのかもしれないですね。

信頼のおける「主治医」に出会えるかどうかがカーライフを左右する


▲合田さんの通うファクトリー『萬治屋』は、ズラリと並んだMINIが目印。

インタビュー後に“主治医”のファクトリーへ行くと聞き、筆者も図々しくご一緒させていただくことにしました。愛車のメンテナンスを委ねる『萬治屋(まんじや)』は、合田さんが信頼を置くファクトリー。今回はリアキャリアの取り付け部分のヒッチメンバー補強と、エアコンON時にアイドルアップさせるパーツの取付をオーダーするとのこと。

英国ムードあふれるラウンジでコーヒーをいただきながら、萬治屋を選んだ経緯をお聞きしました。

「お付き合いはMINI カブリオレを買ってすぐですね。最初にどこで面倒を見てもらおうかと調べたら、MINIを扱うお店は岡山県に3店あって、そのうち英国車を専門にしているのは2店でした。そのうちクラブがあるのは萬治屋さんだけだったんですね。MINI仲間も欲しかったので、それじゃあ…ということで決めました」


▲待ち時間はゆったりとMINIの専門誌を読みながら。

「フィーリングが合うお店と出会えるかが、その後のカーライフを左右する部分は大きいと思っています。店によっては『ウチで(クルマを)買わないと診ない』という店もありますが、ここ(萬治屋)は分け隔てなく診てくれますから。そしてウデを持っているかどうか。面倒なことはしないという店も多いなか、ここは細部まで丁寧に作業をしてくれます」と合田さんは話しながら、レストア途中のMINIのボディに目をやりました。

合田さんの言葉に社長の萬治大志郎さんは、はにかみながらこう話します。

「合田さんは本当にMINIひとすじですよね。初めての作業も多いので、発見も含めて楽しんでやらせていただいています。配線が多いので苦労もありますけど(笑)」


▲クルマ談義で盛り上がる合田さんと萬治さん。

思わず話しかけたくなるような、人生の相棒

「自分で面倒を見て、調子良く走ってくれたらすごくうれしい。冬の朝でも一発でエンジンが掛かると『今日は調子いいねぇ』と話しかけたくなるような、人生の相棒です」

まさに「愛車との対話」を見ているようです。手をかけるほど、走り以上の何かで返してくれる…合田さんと「レッツ号」の間には、人とクルマを超えた絆があるかのように感じてしまいます。


▲ファクトリーまで走っている際に撮影、合田さんの丁寧な運転が光ります。

余談ですが、発進からウインカーの点灯、停止まで、合田さんの運転操作の一つひとつが非常に丁寧でした。「介護タクシーの資格を取得しているから癖になっているのでしょうね。教官の言うとおりにしているだけですよ(笑)」と合田さん。言葉や所作の一つひとつに真心をこめている方だと思います。

また、Japan [ Classic MINI ] Charity Meeting、通称「チャリミー」と呼ばれる全国規模のオーナーズミーティングがあるのですが、合田さんはこのミーティングにスタッフとして参加しています。


▲10月23日に「ドイツの森」で開催されたミーティングにて。〔撮影:C.M.O.C 「縁」多賀浩さん〕

こちらは東日本大震災をはじめとした災害復興応援を目的とし、全国のクラシック MINIオーナーたちが開催するもの。交流を深めながら、募金やステッカーの売上金を義援金とするミーティングです。東海地区のひとりのMINIオーナーがSNSで呼びかけてはじまった“草の根運動”が現在は全国規模のイベントまでに成長。MINIオーナーの輪がひろがっています。

合田さんはこのチャリミーの中国エリア(岡山支部)管理人を務めています。他エリアの管理メンバーから「岡山でもやってみたら?」と奨められたことをきっかけに「中国エリア(岡山支部)」の立ち上げを決意したそうです。

チャリミーは(全国規模も含めて)春と秋の2回、ダムやテーマパークの一角を借りて開催されています。興味を持たれた方は、下記URLをぜひご覧ください。

●JAPANチャリティーミーティング 公式サイト
http://minijcmcm.wixsite.com/jcmcm

●岡山クラシックMINI チャリティーミーティング 公式サイト
http://p.mixi.jp/32spirit_in_action

筆者はオープンカー繋がりの仲間として楽しく交流をさせていただいてきたわけですが、今回初耳のエピソードも多く、合田さんのクラシックMINIへの愛情の深さは感じ入ることばかり。非常に楽しく濃い一日を過ごさせていただきました。可愛い「レッツ号」とこれからも最高のカーライフを!

【取材協力】
MINI専門店の萬治屋
住所:〒701-0163 岡山県岡山市北区中撫川403-3
TEL:086-250-7003
営業時間:10:00~20:00
定休日:水曜日
URL:http://www.manjiya.co.jp/


▲「あなたのMINIの困りごと、なんでもご相談ください」と社長の萬治さん。エンジンからレストアまでこなす、MINIオーナーのあいだでも評判のショップです。「正直な商売をしていて、お客さんを大切にしているお店ですよ」と合田さんも絶賛。

[ライター/野鶴美和]

あわせて読みたい記事

この記事が気に入ったらCLに「いいね!」しよう

最新情報はFacebookページでチェック

この記事の筆者:野鶴 美和

ゴルフ雑誌の編集を経て、2014年よりフリーランスに。旅行関連、スポーツ関連のライティングを中心に活...