アウディ 研究車両「ジャック」がアウトバーン9号線で高度な社会性を実証

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アウディは、自動運転テストカーの開発を着実に前進させてきました。社内では「ジャック」というニックネームで呼ばれているAudi A7をベースにした自動運転テクノロジープラットフォーム(実験用コンセプト車両)は今日、かつてない自然な走りをみせるようになっています。道路上で遭遇する不意の状況にも、余裕をもって対応できるようになりました。トラックを追い越すときには、横方向の車間距離を、少し余分に開けるようにします。車線変更するときには、ウインカーを操作した後、移動する側の車線マーカーに少し幅寄せしてから実行するようになりました。これは、人が実際に運転しているとき、周囲のドライバーたちに意図を伝えるために行う自然な運転動作です。

アウディ 研究車両「ジャック」がアウトバーン9号線で高度な社会性を実証

ジャックの協調能力の高さは、例えば高速道路などで他の車両が同じ車線に合流しようとしているとき、とりわけ明らかになります。そのような場合にジャックは、選択されたドライビングプロファイルに基づいて加速するかブレーキをかけるか素早く決断し、いずれの場合でも、交通の流れを最大限阻害しないように速度を調整します。もうひとつ新しく追加された機能は、ナビゲーションシステムとの連携で、ユーザーが望めば、自動運転区間が最大となるようにルート検索を行ないます。

自動運転の機能を操る頭脳となっているのは、zFASと略称されているセントラルドライバーアシスタンスコントローラーです。これは、最新鋭の高性能プロセッサーを用いることで、すべてのセンサーからのシグナルをリアルタイムで分析し、クルマを取り巻く状況をモデリングします。このモデリングにより、その時々の交通状況が可能な限り正確に把握されます。zFASにより、先の状況が正しく予測され、次に行うべき操作が滞りなく導きだされていくのです。

自動運転により、移動の安全性が高まり、輸送インフラのより効率的な利用も可能になります。ドライバーが、リラックスして過ごせる時間も増えるでしょう。アウディはすでに、実験により検証されたなかから、ドライバー支援につながるいくつかのシステムを実用化しています。Audi A4やAudi Q7に搭載されているトラフィックジャムアシストは、そうしたテクノロジーの一例です。

アウディは今後も、自動運転テクノロジーが進化している状況を、その都度報告していきたいと考えています。例えば、米国においては、ドライバーの乗っていないAudi TTSで、ソルトレイク(塩湖)の表面に、アウディのフォーリングスのシンボルマークを描いてみせました。同じくドライバーの乗っていないAudi TTSにより、伝説的なヒルクライムコースであるロッキー山脈のパイクスピークを、全速で駆け上がってもみせました。一方ドイツでも、2014年秋に、ドライバーの乗っていないAudi RS 7 Sportbackが、ホッケンハイムサーキットを、限界走行で攻めてみせました。その後アウディは、公道においても、次の段階に進化した自動運転テクノロジーの実力を披露しています。例えば、米国の西海岸からラスベガスまで、実際のハイウェイを自動運転車で走り抜けてみせました。

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この記事の筆者:CL編集部

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