クラシックカーオーナーの憂鬱?長年連れそった愛車「セリカLB」をボディレストアしてもらってきた

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筆者が使ったウェザーゴムも先々のレストアを見据えて製廃になる前に部品共販で購入した物だったのですが、結果として長期保管品となってしまった以上、ゴムの硬化は避けられなかったようです。また長年走行していればボディには常にさまざまな「たわみ」が発生し、無事故の修復歴無しのクルマでも「ボディの歪み」は発生します。個体によっては状態の良いウェザーでも上手くつかない、戸当たりゴムに隙間ができるということもあります。

結局、一度取り付けたガラスを取り外しで窓枠全体にシールを打ち直すハメになってしまいました。(当然追加料金の発生です・・・)何十年も前のクラシックカーをいくら、最新の補修技術やリペア剤と手に入る限りの新品部品を使って直したところで、そう簡単にジャスト・イン・タイムで各部品サプライヤーから届いた出来たばかりの部品を使い、最新鋭の工場からロールアウトした新車のようにはなりません。

友人を乗せたり、荷物を積んだりしたときに、ホーシングとワンオフで作ったマフラーが干渉することが発覚した時はさすがに閉口してしまいました。(これは一応東海自動車のクレーム対応ということになりました)東海自動車が以前現車から採寸して作った冶具を使って製作したセリカLB2000GT用ワンオフマフラーなのですが、どうやら筆者のセリカLBと採寸したセリカLBとで個体差があったようで、修復箇所の不具合の連続にまるで「手作り自動車の不具合の洗い出し」をしているような気分にすらなります。余談ですがこのときの代車が「ニイナナレビン」でした。

また、今回エンジン本体には手を入れてなかったのですが、悪天候時のミスファイアが日に日にひどくなり、点火系は一通り消耗品を替えておいたので思い切ってソレックスを外してみると、インナーベンチュリーはバタフライバルブもガタガタ、インナースリーブに至っては一か所かけて欠損しているという始末。一度、ソレックスはオーバーホールしたのですが、ソレックスは定期的なオーバーホールが必須で、そのオーバーホール時期だったのと、1年間休眠させたキャブレターを叩き起こした事で、トドメを刺す形になってしまったようです。

▲ボディレストアとトランスミッションの次はソレックスをオーバーホールすることに

▲インナースリーブが割れていました、燃調が狂うわけです

もっともインナースリーブの破片が上手い事(?)シリンダーやバルブに噛みこまず、エキゾーストに排出されただけ儲けものだったかもしれません。独特のレスポンスや吸気音で今なお憧れる人も多く、時には神格化の対象にさえなりうるソレックスやウェーバーといったスポーツキャブですが、あの官能的なレスポンスと音を堪能するには相応の代償も覚悟しなければならないという現実を突きつけられました。

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この記事の筆者:鈴木 修一郎

愛知県名古屋市在住。幼少期より自動車が好きで、物心着く前から関心の対象はニューモデルよりもクラシ...