ライフスタイル
更新2020.08.21
輸入車オーナーが世間から誤解されているとしか思えない10のこと
松村 透
実体験を含めて、そんな「輸入車オーナーが世間から誤解されているとしか思えない10のこと」をまとめてみました。
1.お金持ちだと思われる
「愛車が輸入車=お金持ち」の図式はまだまだ根強いように感じます。実際、本当にお金持ちでなければ購入できないようなモデルもありますが、ディーラー認定中古車でも100万円台で買えるモデルが豊富にあります
2.怪しい仕事をしていると思われる
仮に筆者が中古のフェラーリを購入したとします。幸い、ご近所さんとは交流があるので、筆者がクルマ好きでこういう仕事をしていることを知ってくれています。そこでいちど、冗談で筆者の自宅駐車場にフェラーリが置かれていたらどう思うか聞いてみたところ、「急に羽振りが良くなったのかな」とか「背後で何がうごめいているんだろう…」と思うそうです
3.女性関係が派手だと思われる
「輸入車オーナー=女性関係もお盛ん」。確かにこのような方が実在するのは知っていますが、目立つクルマで、思わず振り返ってしまうほど美しい女性を助手席に乗せていたら、否応無しに目立ちますよね(もしや、それが快感?)
4.壊れる
確かに、日本車よりは壊れる確率は高いかもしれません。最近は新車登録時から3〜5年のあいだはメーカー保証が受けられることも多いのです(3年目以降は有償になるケースが多い)。例えば警告灯が点灯したままになるなどの、マイナートラブルも起こりがちですが、慣れてくると、もはやこの程度は故障の範疇ではない(想定内)と思えてきます
5.車検に100万円掛かると思われる
特定の車種であればそういうことも実際にはありますが、車検のたびに100万円もの出費を余儀なくされたら、そもそも街中にこれほど輸入車が走ることはありえません。仮に100万円近く掛かったとしても、何とかやりくりしてできるかぎり費用を圧縮させる努力をする方が大半だと思われます
6.スピードメーター目盛られている数値=最高速だと思われる
日本車であれば、スピードメーターの目盛りは180km/hまでというケースが大半(デジタルは別として)です。たとえば、フォルクスワーゲンup!の目盛りも220km/hまで刻まれていますが、2012年発売当初に発表された最高速度は172km/hでした
7.日本車には興味がないと思われる
たまたま好きになったのが輸入車だった…。そんな方も多いはず。しかし、欲しいと思う日本車が見つからないという声はときどき耳にします。各メーカーから覚えきれないほどさまざまなモデルが発売されているのに、この感覚を知ってしまうと日本車に戻れないという話しもちらほら
8.変わり者だと思われる
よくいえばヘンタイ。悪くいえば変わり者?自分が想定している姿とパブリックイメージとのギャップが起こるのは避けられないのかもしれません
9.100万円で買ったメルセデス・ベンツが、いつの間にか500万円で買ったことになっている
この例は大げさとしても、こういう経験ってありませんか?
10.「好きで乗っている」はまず理解してもらえない
「壊れなくて維持費も掛からない日本車があるのに、なんでわざわざ輸入車なの?」身近な方はもちろん、クルマに興味がない友人・知人にもこんなことをいわれた経験はありませんか?
そういえば、同業の方もなぜか輸入車乗りが多いような気がします。かつては、仕事で乗る「ポルシェ・ショック」で輸入車に開眼してしまうこともしばしばだとか。
「好きで乗っている」ことが理解しあえる同士で一緒に走りに行くか、美味しいお酒を飲みながら趣味談義に花を咲かせるか。それかできるだけでも、幸せなことかもしれません。
[ライター/江上 透]