自動車税の支払期限が近づいている今こそ考えたい。声高に叫ぶ以外に主張する術とは

最終更新日: 公開日:2016-05-26 | Posted in ライフスタイル by

旧車だと割増になった自動車税の払い込み期限が近くなって来ている。

三菱自動車やスズキの燃費偽装のニュースがタイミング良く(悪く?)明るみとなり、増税の根拠となっている「環境負荷」の概念が大きく揺らいだと感じていて、ますますこの増税の根拠に関する疑義を深めているところではある。

読者の皆さんの中でもご存知の方も多いとは思うが、実は平成7年(1995年)までは、初度登録から10年超のクルマの車検は1年に1回だった。重量税など税金は2年車検のクルマの半額だった記憶なので、税制面での割増はなかったが、必要に応じて純正の状態に戻したり、保安部品の調整をするなど、オーナーに取ってのある程度の負荷はあり、当時は旧車維持のハードルとなっていたかと思う。

筆者も当時、10年超のクルマを所有していた時期があり、毎年車検を受けていた。

そんなこともあり、当時クルマに詳しくない人の間では、「10年経ったら廃車にしないといけない」と思い込んでいた人も多かった。正確には「10年経ったら毎年車検という面倒があるので、維持するのは大変だ」というだけなのだが。また、その後、平成10年には新車時の車検の期間が2年から3年へ延長された。ただ、この変更には「抜け道」と言えるようなものがあった。「新車」というのは、新しく製造されたクルマという意味ではなく、日本国内で初めて登録されたクルマ、という意味だった。だから、平成10年以降に輸入された場合は、どんなに旧いクルマでも日本で最初に取得する車検の期間は3年になった。そういう意味では平成10年からは旧車オーナーが差別されて税金が他の国産車よりも高いということはなかった。

今回の旧車の割増税が始まるまでは、優遇とまでは言わないが、日本でもある程度存在は理解されていたのではないかと勝手に想像している。アメリカのように税額は簿価で決まったり、ドイツのHナンバーのような優遇までは一気にいかないとしても、車重と排気量というルールの中で年式に無関係な税制は今となってはある程度理解はできる。

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この記事の筆者:ryoshr

若い頃から空冷VWを楽しむ自称「クルマ好きのおっさん」。IT企業に勤務している知識を活かして、1990年...