ランボルギーニから探る、スーパーカーへの憧れの今と昔

最終更新日: 公開日:2016-06-29 | Posted in ライフ by

1970年代にスーパーカーブームが沸き起こり、大人気となった漫画「サーキットの狼」で主人公が駆るロータス ヨーロッパをはじめ、フェラーリのBBシリーズやデ・トマソ パンテーラなどヨーロッパのミッドシップスポーツカーが大人気となった。

その中でも多くの人気を集めスーパーカーの代名詞的な存在になったのはランボルギーニ カウンタックではないだろうか。他のクルマと比較して、どうしてもクルマの持つ華というのはカウンタックが一番だと感じざるを得ないのだ。前衛的なデザインに加え、LP400Sから装着された巨大なリアスポイラーもそうだが、やはりシザードアの存在が大きいはずだ。ドアが上へ跳ね上がるインパクトは当時その存在を初めて知った人にとってはかなり衝撃的であっただろう。シザードアそのものが、スーパーカーの象徴するアイテムと言っても過言ではない。クルマに対してあまり知識がない人でもドアが上へ開くことに対して特別だという認識を必ず持つはずだ。

当時は写真やカード、消しゴムなどが流行り、スーパーカーのサウンドを収録したレコードも売られていた。スーパーカーの姿をひと目見ようとスーパーカーショーは大賑わいとなったことから、スーパーカーの存在そのものがエンターテイメントであったのだろう。

そこから40年の時を経た今でも、スーパーカーの持つエンターテイメント性は依然として変わることはない。とりわけランボルギーニにおいては、最新のアヴェンタドールでもシザードアを採用し続けているし、ミッドシップに巨大なV型12気筒エンジンを搭載している。

ただそのエンターテイメントを享受する方法は過去と比較して大きく変化した。

スーパーカーの情報を得るために、YouTubeやTwitterが欠かせない存在となっている。YouTubeで最新のアヴェンタドールを検索すれば、マフラーから火を噴く大迫力な映像がすぐに視聴することができる。他にも全開走行しているオンボード映像、深夜の高速道路でストリートレースを繰り広げる映像など盛りだくさんだ。このような映像をスーパーカーブーム当時の子どもたち見せたら、いったいどうなってしまうのだろうか。「カッケー!(カッコいい)」と絶叫する姿が目に浮かぶようだ。

そのような動画を投稿するYouTuberは、ランボルギーニのようなスーパーカーが出没するような場所で待ち構え、追いかけ、より良い映像を撮影することに腐心している。彼らは「カースポッター」とも呼ばれ、映像の題名には車種名とともに出没したという意味のSPOTTEDという言葉が添えられる。スーパーカーを捉えることは今や当たり前で、いかにエキサイティングなシーンを撮影できるかということが主眼目であり、彼らは競い合うように動画を撮影している。

単純にクルマを撮影するというのは当たり前で。たとえば全開でフル加速しているシーン、空吹かしをしてアフターファイヤーを起こしているシーンのようなエキサイティングな映像が動画の再生回数をより多く集めるためのカギとなっているのだ。

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この記事の筆者:中野 ヒロシ

カッコいいクルマが大好きです、メカニズム的な面も好きで普通のスポーツカーからチューンドカーも好き...