実は1ケタ台?輸入車の年間販売台数を振り返ってみる

最終更新日: 公開日:2015-12-17 | Posted in ライフスタイル by

輸入車をお持ちの方、または興味がある方、自動車の年間販売台数における輸入車のシェアがどれくらいの割合かご存知ですか?実は、10%に満たない割合なのです。

昨年、2014年の輸入車販売台数のシェアは8.8%。過去最高を記録しました。17年振りの高水準とのことです。下記に、過去10年間の輸入車のシェアをまとめたグラフがあります。輸入車の数が増えてきたからといっても、まだまだ少数派です。

実は1ケタ台?輸入車の年間販売台数を振り返ってみる
出典:http://www.jaia-jp.org/

次に、1972年の統計開始から2014年までの輸入車登録台数の推移で見てみると、着実に増えてきていることが分かります。

次に、今年のデータです。2015年はメルセデス・ベンツが初の輸入車販売台数No,1を獲得することはほぼ確実です。11月末までの累計で58,668台となっています。前年の11月末までの累計は53,535台でした。

2015年1月〜11月までのメルセデス・ベンツとフォルクスワーゲンの輸入車新規登録台数をまとめてみました。
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こうしてみると、2月を除き、つねにメルセデス・ベンツが上回っていたことが分かります。さらに、フォルクスワーゲンのディーゼルエンジンの不正が報道されて以降、明らかに10月、11月の販売台数が落ち込んでいることが分かります。

今回のフォルクスワーゲンの事件があったから、メルセデス・ベンツが1位を獲得できた…わけではありません。この事件が起こる前の時点で、よほどのことがない限りは(今回のVWの一件はまさに「よほどのこと」ですが)、ほぼ勝敗は決まっていたように思います。現に、フォルクスワーゲングループジャパンの元社長である庄司氏が、7月末に突然退任したことも(これは推測の域を出ませんが)、要因のひとつではないかと思われます。

メルセデスよりも安価なモデルレンジを揃えているフォルクスワーゲンが、長年、輸入車販売台数No,1でした。今回の一件で、ディーラーでは大幅値引きで新車を販売しているという話しも聞こえてきます。今回の一件が抵抗がないのであれば、決算月やモデル末期以上に「買い」であることは確かです。私も仕事柄、現場の方の状況を察すると、非常に辛いものがあります。

実は今年の夏、就活中の大学生の方を対象に、およそ2時間ほど自動車に関する講義をする機会をいただきました。クルマ好きの方が多く、頑張って愛車を手に入れ維持しているんです!と自慢しながらスマホで撮った画像を見せてくれたりと、こちらも何だか嬉しくなりました。そんな彼らも、輸入車に触れるのは恐れ多いようで、ディーラーの敷居をまたぐなんてとんでもない…と話していました。私もまったく同じ気持ちでしたので(今もですが)、とてもよく分かります。

輸入車登録台数の推移
出典:http://www.jaia-jp.org/

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この記事の筆者:江上 透

CL副編集長。輸入車関連のセールスプロモーション、ウェブサイト、紙媒体、ラジオ番組の企画/制作/運営...