4ローター・1200psのエンジンも実在する!世界のチューニングカー事情

最終更新日: 公開日:2016-08-04 | Posted in ライフスタイル by

クルマを楽しむ上で欠かせない存在であるチューニング。ドレスアップをして自慢すること、エンジンの出力を向上させて速さを競い合うこと。クルマというモノを通して自分のセンスや技術力、知見を身につけ、それを磨き上げることが評価される。世界のあらゆる国々で、人々はクルマのチューニングやカスタマイズに夢中になっている。

最近では、チューニングをしなくても300km/hオーバーの世界へ到達できるクルマが増えつつある。しかし、どれほどクルマが進化を遂げようとも、さらなる性能を追い求め、限界を越えることに夢中になる人が消えることはない。

日本においては60年代〜70年代モータースポーツが広がり始め、現在では大御所とも言えるRE雨宮といったチューナーやHKSやトラストのようなチューニングパーツを主に取り扱うメーカーも誕生していった。80年代は谷田部での最高速アタックが盛んとなった。90年代にはスカイライン GT-Rやスープラといったハードなチューニングに耐えうるエンジンなどを持っていたクルマたちの存在により、日本のチューニング業界は円熟を迎える。

地域によって根ざすクルマの文化は異なっていて(アメリカではドラッグレースが盛んであるように)、日本の特徴としては最高速を追求するようなカスタムに加え、峠のようなコーナーが多数あるコースで速さを追求するスタイルや、コーナーをいかに派手に美しくクリアしていくドリフトといった文化が成熟されていった。最近では、サーキットでのタイムアタックが一番盛り上がりをみせているようだ。

昨今の世界のチューニングシーンは非常に興味深い。インターネットが発達した恩恵により、世界中のチューニングカーやカーライフが一個人レベルでの発信はもとより共有できることが特別なことではなくなった。海外のチューナーは世界を舞台として認知を広げ、ビジネスとして成り立つように活動しているところも見受けられる。

世界のチューニングカーはとてつもなくエキサイティングで、日本人の感覚をはるかに超える次元にまで到達している。例えばR35 GT-RはエンジンをVR38のままで2000psオーバーを実現していたり、排気はボンネットを突き抜けていたりするなど、見た目も中身もインパクトが強いクルマも多い。 

そのなかでも特筆すべきなのがニュージーランドだ。島国ならではの風土なのだろうか。「無いものは作る」精神がかなり高く、ロータリーエンジンのカスタムの分野では世界的に見ても最先端だ。「PPRE」というショップは4ローターエンジンを作り出すにとどまらず、6ローターエンジンまでも製作。レシプロエンジンではクランクシャフトにあたるエキセントリックシャフトを新たに製作するなど、高度な技術も求められるはずだ。

ニュージーランド出身のプロドリフトドライバー、マッド・マイクはロータリーエンジン使いとして世界的に活動をしているが、彼のマシンのエンジンもPPREが作っている。ロードスターに搭載されたツインターボ化された4ローターエンジンは1200psを発揮。異国の地でロータリーエンジンがここまで進化している光景を見ていると、日本ももっと頑張って欲しいと思うのは筆者だけではないはずだ。

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この記事の筆者:中野 ヒロシ

カッコいいクルマが大好きです、メカニズム的な面も好きで普通のスポーツカーからチューンドカーも好き...