シート間の距離が狭いほど、ピュアなスポーツカー…かもしれない

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クルマのシート位置とそのクルマがつくられた目的とは密接な関係がある。

「知ってるよ、スポーツカーはシートが低いんでしょ?」という読者もおられるだろう。
たしかにそのとおりだが、「それだけ」ではない。
だから今回はシートの話をしてみよう、と思う。

スポーツカーのシートレイアウトはこうなっている

まずスポーツカーだが、知っての通り、シートの位置は低い。
これはなぜかというと、単純に「重心を下げる」ためだ。
重心が下がるとコーナリングでの安定性が増す。
だからスポーツカーのシート位置は低い、というわけだ。

だが、ボクが今回主張したいのは「シートの高さ」ではなく「シート左右の距離」だ。
つまり運転席と助手席との距離だが、これは非常に重要だと考えている。

たとえば、これはロータス・エキシージの室内だ。
シート左右が触れ合わんばかりに接近していることがわかると思う。
これは何もエキシージの車幅が狭いからではなく(エキシージの全幅は1800ミリもある)、ロータスがその哲学に基づき、重量物を車体中央に集めようとしてるためだ。

シート間の距離が狭いほど、ピュアなスポーツカー…かもしれない

シート自体はそう重いものではないが、これに人が座るとなると話は別で、そうとうな「重量物」となる。
だからロータスはその「重量物」を車体中央に集めようとしたわけだが、この距離はシフトチェンジを行うと、隣に座る人に自分の肘が当たるほどである。

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この記事の筆者:JUN MASUDA

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