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車悦

更新2023.11.22

「人生の晴れ」の部分がたっぷりと残されている、ネオクラシックのススメ@車悦

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中込 健太郎

今こそ「ネオクラシックに乗りましょう!!」

私は強く申し上げたいのです。藪から棒に失礼いたしました。

ネオクラシックのススメ

しかしいろいろなことを考えるとだいたい25年ほど前のクルマでしょうか、「ネオクラシック」と呼ばれる少し古いクルマ以外に、私個人の選択肢はないのではないか、と思うほどであります。

まず「極めて経済的」であります。新車では1000万円クラスも珍しくないクルマも、200万円~300万円も出せば、日常使用に耐えるコンディションのクルマが手に入ります。

1000万円クラスは伊達ではありません。作りの良さ、耐久性、長距離での疲労などはやはり普通のクルマとは比べ物になりません。今時200万円でどの程度のクルマが買えるでしょうか。中には30分乗るとお尻が痛くなってしまうようなクルマもあります。燃費はいいので、遠くまで理論的には行けるのですが、お尻が痛くなってすぐにおうちに帰りたくなってしまうクルマです。突如必要になって500キロ先まで走らなければならないような時も、1000万円クラスのクルマは安心感が違います。クルマというのはなによりも「遠くまでこともなげに走り切れる」ことだと思っています。最近のクルマであっても、少しでも疲労の少ないクルマ。遠くまで乗れるクルマ。椅子のいいクルマ。を評価したいと思っています。

確かに燃費は最新のエコカーには劣りますし、メーカーが当然に研究し都度改善していくいわば「必要条件」であって、自動車の「十分条件」にはなりえないのではないでしょうか。

また、200万円で買ったクルマで安心して高速道路の流れをリードできるのです。格調高いその風貌で、時にはホテルのエントランス脇に停めさせてくれたりもする厚遇を受けるでしょう。今時のクルマでは500万円のクルマでもはたしてそのような扱いを受けることはないかもしれません。

クルマは値段ではない、という人もいるかもしれません。であれば、だからこそ、「ネオクラシック」のクルマがいいのだと私は思っているのです。ネオクラシックカーはもともと高級車が多いので、こういう当たり前なことをいちいち考えなくていい精神衛生上の優位性もあるといえるでしょう。だいたい、安直さがない「真心のこもった仕事」がふんだんに盛り込まれています。「簡単に済ませたな」と思わせる箇所が少ないことに心洗われるようです。

ネオクラシックのススメ

ネオクラシックのクルマには、「人生の晴れ」の部分がたっぷりと残されています。休みの日にこんなクルマでお昼ご飯を食べに行くだけでも、凛とした気持ちになるのではないでしょうか。時に自分を引き立ててくれる、ファッションとして、時に自らを振り返り、映し出し、律する、鏡のような存在。今よりも魂が込められた、職人の手が多く入ったクルマ。それが少なくとも、歳月を重ね、今なお輝いているという事実もまた、無意味ではないのです。

そして、何よりも「あのころの憧れを実際に手に入れること」これが最大の意味ではないでしょうか。周りからは「あんな車買って」と言われるかもしれません。しかし、そういわれるような憧れを「現実に手に入れる」からこそ意味があるのです。クルマを買うというのは「顰蹙(ひんしゅく)を買うこと」だと思っております。乗らなければわからない世界、乗ったから知り合った友人もできることでしょう。クルマという「アシを手に入れる」こと以上の価値をネオクラシックなクルマたちは持っているに違いありません。

[ライター/中込健太郎]

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