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車悦

更新2023.11.22

クルマを所有することは果たして投資か。それとも負債なのか?

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中込 健太郎

クルマははたして、無駄の権化でしょうか?

最近もクルマを40年間にわたって所有した場合のコストを計算すると2,000万円にも3,000万円にもなるという記事をWeb上で見ました。悪者されてますよね、相当に。そんなに悪いのでしょうか、クルマとは。もちろんその記事を読み進めていくと、いろんな方法で利用できるいま、所有しなければクルマを利用できないわけでもなく、であれば、なかなかお金はかかるが、収入の多い少ないにかかわらず、なかなか生きるのが大変な世の中、クルマがこれだけお金がかかるものだということを知っておいてほしいというニュアンスもあり…。そのコンテンツのタイトルほど、扇情的でもなく、一つの考え方を示しているコンテンツだということも感じ取ることはできるのですが、それでも金食い虫であることは間違いないし、そこに関しては何かまどろっこしい説明もなく、疑問の余地がないこととして、この手のコンテンツでのお話は進められることが多いように思います。

クルマを所有することは果たして投資か。それとも負債なのか?

その上で果たしてクルマは人生において無駄か?言い換えるとこれはコストなのでしょうか。実は筆者としては、この設定がそもそもちょっと違うのではないか。そんな風に感じるのです。バランスシート上で収支の足を引っ張っているもの。負債だとすればそんなイメージではないでしょうか。しかし、そもそも、そのコストをバランスシートに載せて適不適を判断すること自体が違うのではないでしょうか。では、クルマにお金をかけることとはいったい何なのか。筆者の見解ですが、あのコストは投資に近いと思うのです。

蛇口の一つ、アカウント、投資信託の投資先の一つ…。とにかくお金が目減りするだけではなく、お金のかかるクルマも、その先で必ずなにがしかの効果があるものだと思うのです。

クルマを所有することは果たして投資か。それとも負債なのか?

そんなのは自動車ライターでもしていればそうかもしれないが、それ以外の人には無駄以外の何物でもない!ときっぱりと言い捨てられてしまうかもしれません。それでもクルマがなかったら、クルマのある暮らしでなら当たり前のことや実現できることも不可能のままということは多いのではないでしょうか。

クルマがあると、友人ができます。フットワークが軽くなります。友人に会いに行けます。明日への活力がわいてきます。時間的な自由が生まれます。自由な人は強いものです。制約を受けることはないのです。何からも、誰からも。そしてほかの人に依存しないで済むことが格段に多くなるのです!!また、ソーシャルの時代、他人や他の地域とつながりを可能にするのもクルマだったりします。また、逆に誰かを助けてあげることもできます。一人で生きていくことはなかなか難しい人間にとって、シェアすることも共存することも独立することも、一人になってみることも、クルマがあれば簡単にできるのです。

クルマを所有することは果たして投資か。それとも負債なのか?

家よりも小さく安価。移動することも可能なパーソナルな空間。これを買うことは無駄遣いなんかではなく、むしろ多少苦労をしてでも買うべきものなのではないか。そのくらいに思うほどです。コストを抑えれば支出は減ります。その分のお金が浮きます。しかしクルマを買うということ。それは「投資」に近いといえるのではないでしょうか。投資はリスクを伴います。しかし投資しなければリターンは期待できません。そして投資の特徴は決済しなければ、損失が確定しないということです。いいクルマを買う、もちろんそれができればいうことはないでしょう。けれどもそれは二の次なのです、メディアで散々に言われたクルマでさえ、無いよりはよほど有用。そんなことは珍しくありません。40年で2000万円!!こう聞くと大きいですが、年間50万円。月平均4万円ほど。一日あたり1000円ちょっとです。それで、個人的な移動可能な空間が手に入り、時間的自由が手に入り、出会いや、コラボレーションも自由にできるのです。そこから趣味で仕事でいろんな広がりも生まれることでしょう。出費として無視できないほどではないでしょうけれど、そこまで高くもないかもしれません。

クルマを所有することは果たして投資か。それとも負債なのか?

無駄は避ける。それは大事なことです。しかしクルマに関しては、一見無駄なように思えても、その出費を支払って買って、それ以上の価値だって出てくるもの!そう言ってもいいでしょう。むしろ、そういうものとして利用して行かなければならないはずです。お金はもとより、環境負荷も伴うのですから。お金の無駄、環境によくない。その程度のレベル感の使用にとどまっているなら猛省しなければなりません。クルマは道具です。それを使うのは人間なのですから。

お金を支払い、環境負荷を伴いつつも人間だけが発明し進化させ利用している道具の一つ。それが自動車なのです。万物に感謝し、創意工夫して最大限に活用していきたいもの、そんな風に思うわけです。

[ライター・画像/中込健太郎]

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