カッコいいクルマ選びよりも「大切なこと」とは?

公開日:Posted in 車悦 by

高年式のトヨタのクルマに乗る。そんなクルマ選びをしてみたい、と心からそう思うのです。しかし、こう言うと周囲の人はとても悲しそうな顔をします。本当だから仕方がありません。

例えばハリアー。使い勝手がいいし、誰を乗せても困りません。装備も充実。どこへ行くにもストレスがない。このクルマを、仕事やプライベートで乗るとああいうクルマの利点もとても魅力的に感じるものです。しかしながら、いかんせん高い。みんながいいと思うから値が下がらないのです。しかもトヨタ車の場合、「クルマ離れ」と業界が言って、ユーザーとの間で「妙な忖度(ソンタク)」をしあっている日本国内だけではなく、経済的な勢いもあって、本当にクルマを必要としている外国のユーザーもライバルであります。都合よく、日本人が自国の中古車だからと言って安く手に入れることができることなどもはや叶わない「再びの高嶺の花」なのですから。

マセラティ 430

と、こんな話をすると、周りの人たちは半ばいらだちを隠しきれなくなる始末。まったくこちらとしては心外であります。何を私に期待しているというのでしょうか。答えは別にあったようです。こちらこそなんだかなあと思うものです。

それならば、私は言いたいのです。「カッコいいクルマ選び」なんてものを決め打ちでできると思ったら大間違いだ!と申し上げたい。「カッコいいクルマ選びはあなたが好きなクルマに乗ることではない!」ということを肝に銘じるべきだと思うのです。お金を出せば好きなクルマは買えるでしょう。好きな仕様にできるでしょう。それでよければよろしいのではないでしょうか。しかしながらそのクルマ、その仕様、あなたに似合っているとは限りませんよ。いっそあなたがクルマに合わせますか?まじめな話、その方が話の早いこともありますが。悪いとは言いません。できるなら。でもなかなかそうはいかないと思います。

マセラティ 430

そしてそのうえで、時に予期せぬクルマが現れることがあります。例えば私のマセラティも、その前のシトロエンもそうでした。別にその時、何が何でも欲しい車種なんかではありませんでした。むしろ積極的に欲しかったのは、シトロエンの時はBXではなくエグザンティアでしたし、マセラティ430ではなく、そのあとのクアトロポルテでした。でも、目の前に現れて「そのクルマを買わねばならなかった」のです。天賦天命、大げさかもしれませんが、その類のご縁なのです。抗おうにも他の選択肢がない、あるいは断たれてしまっている。そのクルマに乗るほかに選択の余地がない場面があるということを、「カッコいいクルマ選び」などを追い求めて妄信している皆さんは知るべきだと言いたいのです。

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この記事の筆者:中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し...