アイキャッチ画像
車悦

更新2023.11.22

BMWとワーグナーのオペラはバイエルンの生んだ宝だ!

ライター画像

中込 健太郎

2016年はBMWが創立してから100周年です。いまや日本ではかなりメジャーなブランドになり、地方都市でもよく見かけますし、大都市圏においては、時に国産車以上の密集率ではないか、と思わせる場面もしばしば。

( ※編集部追記:当記事は過去にメルマガ配信した記事です。)



そんなBMWの100周年、個人的にはもっと盛り上がってもいいのにと思ったりしております。ドイツ車でありながら、アルファロメオなんかに近い立ち位置、隅に置けない危うい感じ、色気ということもできるかもできるかもしれませんが、そんな一面や、胸のすく軽やかな存在感など、ラテンに近い感覚もある、しかしドイツ車としての明確に信頼を寄せられる安心感。このようなトータルのキャラクターデザインのようなところが、世界中で愛されている理由かもしれません。



私が思うに、ワーグナーのオペラとBMWはバイエルンの生んだ宝なのではないでしょうか。

王様の好き勝手ぶりで国を傾けるほどにのめり込んだ楽劇の世界。しかしもともと何にも制限はさせない。何からも自由でありたい。そんな思いをメカニズムに込めたエンジンを飛行機、バイク、そしてクルマに積んで、人間の常識を進化させてきたメーカーBMWもどこか相通じるものがあるように私は感じるのです。ルフトハンザが保存しているようですが、ユンカースJu52は初めてアルプスを越えた旅客機です。この飛行機にもBMWの星型9気筒エンジンが3基搭載されていました。



「アルプスを越える。」月に行こうかという世の中になるとどうということはないように感じられますが、ヨーロッパの人たちにとって「アルプスの向こう」は長いこと別世界でした。おそらく我々日本人だと三途の川でもわたるような、そういう「日常との決別」に近い意味を帯びていました。それをサクッとやってのけた。高い技術力もさることながら、そのチャレンジ精神、冒険者のような意識もBMWが持っていることなのかもしれません。大都市圏では珍しい存在でもなくなったBMW。もう一度その良さを改めて考えてみたいものですね。

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています
輸入車に特化して20年以上のノウハウがあり、輸入車の年間査定申込数20,000件以上と実績も豊富で、多くの輸入車オーナーに選ばれています!最短当日、無料で専門スタッフが出張査定にお伺いします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。