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ドイツ現地レポ

更新2023.11.22

神々の楽器「スタインウェイ&サンズ」のピアノ@ドイツ現地レポ

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中込 健太郎

皆さんはコンサートホールにお出かけになったことはありますか?芸術の秋なんて申します。お近くのホールへお出かけになってみてはいかがでしょうか。テレビのクラシック音楽のコンサートや、大きなコンサートホールのピアノでは目にすることもあるかもしれません。

神々の楽器「スタインウェイ&サンズ」のピアノ
客席に向かって大概大きくロゴが入っていますのでわかると思いますが、「神々の楽器」などと評されることもある「スタインウェイ&サンズ」のピアノです。ドイツレポートの中にスタインウェイ&サンズの本社と工場のレポートがありました。

神々の楽器「スタインウェイ&サンズ」のピアノ

神々の楽器「スタインウェイ&サンズ」のピアノ

1836年にもともと家具職人ハインリッヒ・ゲルハルト・シュタインベーク(ヘンリー・スタインウェイ)が完成させたピアノが最初だと言われており、その後ニューヨークに本拠地を構え、ヘンリーの死後、現在のハンブルグに本拠地を再び移しています。生産拠点はニューヨークとハンブルグ。この二拠点では材料、製法、構造に違いがあり、今でも「ニューヨーク・スタインウェイ」と「ハンブルグ・スタインウェイ」で楽器としての性格に違いがあり、こだわるファンや演奏家の中にはその違いにこだわる人も少なくないといいます。

神々の楽器「スタインウェイ&サンズ」のピアノ

神々の楽器「スタインウェイ&サンズ」のピアノ
ハンブルグの方が設備や製法は新しい一方、ニューヨークでは昔の製法で作られているとのことで、主に南米などに向けて生産されています。そして、現在はヨーロッパ、アジア、日本向けはハンブルグ・スタインウェイが製造しているようです。そんな違いはあるものの、一台2000万円前後というフルコンサートグランドピアノは、そのカバーしうる音量、音圧、音域ともに極めて広い領域ををカバーでき、クラシック音楽でも大規模なピアノコンチェルトから、歌曲の伴奏のような、「大いなる黒子」としての役もしっかりとこなし、かと思えば最高のジャズを表現する「音楽的な器」も併せ持っている至高のピアノと言えるでしょう。

神々の楽器「スタインウェイ&サンズ」のピアノ

神々の楽器「スタインウェイ&サンズ」のピアノ
それだけ演奏する曲目を選ばないため、大きなホールのピアノはスタインウェイを選定することが多いようです。ハンブルグの方が少し硬く、アメリカの方がソフトなんて申しますので、クルマの性格にも似ていると言えるかもしれませんね。最高の楽器で奏でる音楽に浸るのは、好いクルマでのんびりと旅に出ることに似ているのかもしれませんね。今度ピアノの生演奏を聴く機会があったら、そのピアノのメーカーにも注目してみてはいかがでしょうか。

[ライター/CL編集部・中込健太郎 カメラ/ドイツ駐在員]

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