ドイツの都市部の風景にもはや欠かせない存在となった「スマート・フォーツー」。ドイツで支持される理由は?

最終更新日: 公開日:2018-12-06 | Posted in ドイツ現地レポ by

安い、けれども安全

フォーツーがドイツで受け入れられている理由その2。身もふたもない理由ですが、クルマが安いから。ドイツ現地のスマート・フォーツー、何もオプションを付けないまったくの素のモデルの値段は、2018年12月現在で11,165ユーロ(約143万円)。メルセデス・ベンツが手がけたクルマがこの値段で手に入る!というのは、ドイツ現地の人々にとっても魅力的に映るようです。ただし、日本仕様とは異なり、素のモデルには潔いまでに「何もついていない」状態になっていて、オーディオやナビを取りつける部分にはDINスペースもなく、がらんとしたスペースが広がっています。ホイールもスチール製の飾り気のないデザインのもので、もちろんマニュアルトランスミッション。豊富なオプションで自分色に染めていく楽しみが大きいのも人気の理由のようですが、個人的には「何もついていない素のモデルを吊るしで乗る」というのも魅力的ですね!

フォーツーがドイツで受け入れられている理由その3。高い安全性と必要十分な走行性能を持っているから。ドイツの都市と都市を結ぶ、アウトバーンでない一般道の制限速度は100km/hなのですが、実際に走行してみると非常に怖いです。路肩が存在しないのに、道路の脇は街路樹がびっしりと並んでいたり、中央線がないのにも関わらず対向車がスピードを落とさず突っ込んできたり。そうした状況を走行する際に気になるのはやはり、衝突時の安全性です。その点フォーツーは初代から衝突安全性の高さをアピールし続けてきました。また走行性能においても、短いホイールベースにも関わらず高速走行が意外なほど得意、というのも、スマートのオーナーにはよく知られていることです。とはいえ、実際にドイツのアウトバーンでかっ飛ばすフォーツーを見たときは、少なからず衝撃を受けましたが…。

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この記事の筆者:守屋 健

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