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ドイツ現地レポ

更新2023.11.22

空冷エンジンの最終型、ポルシェ993のタルガをドイツ現地で見て

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中込 健太郎

ひところの急騰した相場も少しだけ落ち着きを見せているというような話もちらほら耳にしますが、それでもやはり根強い人気なのがポルシェ911。そして人気は移ろい、空冷エンジンの最終型993型も、少し前の964型のような状況になっております。トータルで言えば、決して身近な存在になったわけではないということには変わりないようです。

乗るたびに感心させられ、堪能し、その突出したつくりに感心させられるのがポルシェ911です。もちろん定期的にアップデート。単にポルシェの「原点」だから、というよりも、その昔「目を付けたレイアウト」である天命としてのRRを受け継ぐかのように最新のテクノロジーでスケッチされた設計。どんなにパワフルでも効果的にリアのトラクションを確保しながらも、そのパワーのクルマではなかなかなしえない軽やかさを常に持ち合わせる。艶やかさや、淫靡な雰囲気、ともするとこれに類するクルマでは求められがちですが、まっすぐに潔然とテクノロジーとして真摯な世界が描かれた世界「ポルシェ911」とはそういうものではないでしょうか。

一度所有してみたい。晴れの日も雨の日も、開けても暮れても。自分の愛車が911。そんな生活にあこがれる人は少なくないでしょう。かく言う小生もそんな一人です。

そして最新の911が最良の911、なのかもしれません。しかしどれもしっかり所有して付き合ったわけでもないので、明確な違いは存在するものの、どれが最良か、そんなのは正直わかりません。

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ドイツから送られてきた写真の中に993の写真が含まれていました。よく見るとこのホイール、「タルガ」ではないでしょうか。メカニカルな魅力の911ではありますが、やはりそのマーケットは北米だったりします。オープンモデルは欠かせません。カブリオレをベースに凝った仕組みのルーフを持った、モデル。平たく言うとそんなモデルでしょうか。タルガトップといっても、993型では大型のスライディンググラスルーフで964までのタルガトップとは異なる構造を持ちます。あまり、クーペと違いがなくなってしまいました。それでもこのクルマならではのボディ形状ではないでしょうか。

それほど優雅さを前面に出したりはしていませんが、適度にゆとりもあり、対候性もあり、全天候でグラスルーフ越しに自然と一緒にドライブすることができるこのころのタルガトップにもまた、タルガでなければならない理由は明確に存在するのではないでしょうか。

993のタルガ、これもまたいいチョイスだな。そんな風に思ってしまったものです。

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