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ドイツ現地レポ

更新2023.11.22

天然ガス仕様の自動車は燃費メリットがあるため、ドイツではガス仕様タクシーが多い

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中込 健太郎

日本でもタクシーはガスで走っていますね。でもあれ、多くはプロパンガスですよね。しかし一時、センチュリーにもあった、天然ガス仕様の自動車。あれもやはりインフラがネックだった面は否めないでしょう。ドイツからタクシーのレポートが届いたのですが、天然ガス仕様の自動車です。

(編集部追記:当記事は過去配信した記事の改定版です)

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日本では燃費が安いイメージの強いディーゼル燃料「軽油」。ヨーロッパでも軽油は安価だそうです。しかし比較すると天然ガス、軽油よりも燃費が、またさらに安価だといいます。そんなこともあって、ベルリンにはかなりガス仕様のクルマが走っているようです。(しかし、他の州、街ではあまり見かけないとのことですが。)

ちなみにこの車両は、天然ガス仕様のEクラス、タクシー専用だそうです。日本でもタクシー仕様車がありますから、アレに近い話かもしれませんね。ベルリンに天然ガスのタクシーが多いのは、2000年からタクシーと教習車で天然ガスのクルマに助成金を出す天然ガスプロジェクトが施行されていたようです。そのため、ベルリン近辺には天然ガススタンドも多数でき、そのために多いのかもしれませんね。その後バイオ燃料拡大の前提条件も満たされたとして、2006年にプロジェクトは終了宣言がされていますが、こうして今も走っていたりするところを見るとポーズではなくサスティナビリティも現れていると言えるでしょう。エネルギーの分散という観点でもいい動きですね。

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しかし、なんでもいいですが、日本には現在輸入されていない、この格子状のフロントグリルのついたタイプ、いわゆる「エレガンス顔」改めてみるといいものですね。マイルドで、スマイリーなこの表情で、こういう飾らない明るいカラーのメルセデスには本来の質実剛健さや、華美ではない上質さを感じるものですね。この天然ガスタクシー自体はベルリンが主だと言いますが、それでも比較的インフラ自体はあるようなので、比較的長距離のドライブもあるのかも。そんな想像が膨らみます。

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時には国を越境することもあるなどと聞くヨーロッパのタクシー。昔W210のディーゼルターボのタクシーは乗ったことがあり、静かながらものすごく早かった記憶があります。天然ガスメルセデス、ベルリンのタクシーがメインということであれば、もし、ベルリンに行く機会があったらぜひとも乗ってみたいものですね。

[ライター/CL編集部・中込健太郎 カメラ/ドイツ駐在員]

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