日本のみならず、ドイツでも希少なランチア・リブラ。そのステーションワゴン・タイプにベルリンで遭遇!

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それに比べると、ランチア・リブラのデザインはずっと大人しく、むしろランチアの上品な面が前面に出たデザインと言えるでしょう。写真に収めたのはステーションワゴンタイプですが、フロントガラス上面〜ルーフからリアのテールランプにかけて、シルバーの2本のルーフラインが貫通しているのがわかるでしょうか?このデザインはランチア・テーマにも採用されていたもので、水はけの向上や水汚れの排除を行う機能性をも備えています。

さらに、セダンと同じデザインのドア形状をそのままステーションワゴンにも流用し、荷室の容量を増大させている手法もランチア・テーマと同様です。ちなみにこれらのデザイン手法は、先述したエンリコ・フミアがピニンファリーナ在籍時に行なっていたものでした。

不調に終わった販売

ランチア・リブラが登場したのは1999年。同じフィアット・グループのアルファロメオ・156のプラットフォームを流用しつつ、新規設計のサスペンションやアルファロメオ系とは異なるエンジン、そしてランチアらしい豪華な内装などを採用することで独自のクルマを作りあげました。レイアウトこそ一般的な横置きエンジンのFFでしたが、最上級グレードに採用されていた2.4リッターの自然吸気直列5気筒DOHCエンジンは、その独特な回転フィーリングとサウンドで一部のマニアから今でも評価が高いパワーユニットとなっています。

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この記事の筆者:守屋 健

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