ドイツ発!レトロポルシェカスタムで話題のKaege(ケーゲ)社独占レポ

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●どうしてこのモデルを制作しリリースしたのでしょうか?
もともとクルマ好きなのはもちろん、シンガーに触発され、いつか自分も「こんなクルマに乗ってみたかった」という、理想のクルマをつくったのが一番の理由だね。以前からクルマのカスタムには興味を持っていて、シンガー社も気にしてはいたけれど、コストや車検の問題からドイツへ輸入するのが難しかった。それならこのコストを自己開発費に充てようと、このプロジェクトを始めたんだ。

●Kaegeレトロの強みはありますか?
シンガーと比べて違うところは、1種のベースにこだわるというところ。シンガーは複数のモデルからパーツを集めてカスタムするけれど、ケーゲではできるだけ1つのオリジナル技術を残してカスタムするというモットーで作っている。

●ドイツでも日本でもいまだクラシックポルシェのオリジナル志向が強いと思いますが、その中でカスタム業を始めることはどうですか?
(大きくうなずいて)そう、それはもちろんわかっている。オリジナル志向はまだまだ強いね。でもそれはあまり気にしてはいないかな。今、クラシックカー業界でもEV化だったり「新しいクラシックカー」を作ることがトレンドになってきていると思うから。

●しかし、なぜポルシェに限定したのでしょうか?
ポルシェは世界的にスポーツカーとして認められていると思うんだ。僕にとっても、レトロカーといえばポルシェのイメージがある。それに、個人的にやはりポルシェが好きだからというのもある。

そしてポルシェ911は歴史が長いけれど、ルーフフォームが唯一変わっていないモデルでもある。だからどのシリーズ(年代)でもカスタムがしやすいというのも理由かな。その中でも、ベースが合うのが964と993だから、このモデルでカスタムしているよ。

●(日本でもポルシェは多いのか?という問いに対して)日本にもポルシェファンは沢山いるのですが、高速道路は最高速度100km/hまでとなっています。ポルシェなどのスピードを楽しむようなスポーツカーが日本で走る環境についてどう思いますか?
古いポルシェなら制限が100km/hだったとしても、スピード感だけではなく、ほかにも感じるものがたくさんあるはず。それはエンジン音だったり、足から伝わる感覚だったり。「走るよろこび」というのは速さだけではないからね。最近のクルマは静かで発進もスムーズすぎて、たとえ200km/h出したとしても走りのフィーリングは変わらないだろうね。

●ちなみに、日本車で好きなモデルはありますか?
父がマツダのディーラーに30年以上勤めていたよ。好きな日本車は…どれがとはっきりは言えないけれど、長いボディのものが気に入ってるかな。自分がモータースポーツをしているのもあって、日産GT-Rも好きだしね。

ただ、日本車はすごくエレクトロ(電子的)で、すごく静かに走る印象がある。ドイツ車のように、エンジンがガンガン回る音が聞こえるほうが僕はどちらかといえば好みなんだけどね…。

※このインタビュー前に、ケーゲ・レトロがカレントライフ含め日本でも紹介されたこやファンがいますよ!という話しをしたところ、ご本人は驚いた様子で「え、日本でもそんなに知られているの?初耳だなあ。」と言いながら、「でも。とても光栄だね」と喜んでいらっしゃいました。

話題の「ケーゲ・レトロ」を見せていただきました!

インタビューが終わった後、ケーゲ社の紹介をしていただき、アトリエ横に停めてあった、かのレトロポルシェカスタムモデルを見せていただきました。

ボディカラーはアイボリー、内装が落ち着いたグリーンをチョイス、そしてチェック柄等も取り入れ凝っています。内外装、機関系含めて徹底的にレストアを施します。フェンダーはワイドボディに変更、カーボンをつかって新しく自作してあります。

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この記事の筆者:NAO

在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し...