日本の全てのクルマ好きに自信を持ってお伝えしたい最高の空間、クラシック・レミーズ・ベルリン

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クラシック・レミーズ・ベルリン
▲ガラス張りではないガレージも。建物内は自然光によって明るすぎず暗すぎず、ちょうど良い明るさに保たれていました。クラシック・レミーズ・ベルリンの開館時間は、月曜日〜土曜日が8時から20時、日曜日と祝日は10時から20時までと、とても長いのが特徴です

クラシック・レミーズ・ベルリン
▲ひっそりと停まっていた1969年製シムカ1100GLSのエステートワゴン・タイプ。前輪駆動、4輪独立懸架、前輪ディスクブレーキ、ラック・アンド・ピニオン式ステアリングを備えた比較的安価な大衆車で、フォルクスワーゲンが初代ゴルフを開発する際に参考にしたとも言われています。写真でも状態の良さが伝わってくるようなこの個体、気になるお値段は13,800ユーロ(約182万円)でした

多数のレストア・修理工場が立ち並ぶ

クラシック・レミーズ・ベルリンには様々なレストア・修理工場が入っていて、それぞれ得意分野が異なります。例えば、英国車が得意な工場、イタリア車やフランス車といったラテン系を得意とする工場、現地ドイツ車に強い工場、そしてオートバイの修理やレストアを専門とする工場などです。ほぼ隣り合うようにそれらの工場が連なっている様子は、日本ではまずお目にかかることのできない光景でしょう。それぞれの工場はクラシック・レミーズの他の部分と同様、非常にオープンな雰囲気で、中の様子がよく見渡せます。この「同業他社がひしめき合うシステム」は、それぞれの工場に勤める人たちにとってお互いに大変刺激になるでしょうし、修理に出すオーナーたちにとっても自分の目で判断できるので、メリットはとても大きいはずです。

クラシック・レミーズ・ベルリン
▲英国車の修理やレストアをメインとした工場。ジャガー、アストン・マーティン、ロールス・ロイス、ロータスなどが入庫していました

クラシック・レミーズ・ベルリン
▲イタリア車を主に取り扱う工場。アルファ・ロメオの巨大なマークが掲げられています。手前のフィアット500はもうすぐレストア終了、といった趣です

クラシック・レミーズ・ベルリン
▲こちらはドイツ車のレストアや修理に特化した工場。メルセデス・ベンツのレストアが数台並行して行われていました

クラシック・レミーズ・ベルリン
▲通りに面した入り口から撮影した写真です。空間の使い方がとても上手ですね。奥にガラス張りの2階建てガレージ、手前に同じくガラス張りのショップと、2階部分に張り巡らされた通路があります。フォード・フィエスタと2台のポルシェ911も気になるところですね

クラシック・レミーズ・ベルリン
▲1987年製フォード・フィエスタMk2。「今年からHナンバーが取得可能!」とプライスタグに大きく書かれていました。筆者がチェックした中では一番のお買い得車で、お値段は2,790ユーロ(約37万円)!走行距離は88,923kmですから、まだまだ元気に走れるはず。筆者も「こんなクルマを現地の足として使えたら・・・」と妄想が膨らんでしまいました

クラシック・レミーズ・ベルリン
▲2台並んだ空冷のポルシェ911。左が1983年で49,800ユーロ(約660万円)で販売中。右の1984年式(こちらは走行距離12万kmの表記あり)は48,900ユーロ(約645万円)のプライスタグを掲げていました。どちらもフルノーマルの状態が保たれていて、特に内装についてはヤレもなく美しいコンディションでした

全てのクルマ好きにオススメしたい!クラシック・レミーズ・ベルリン

クラシック・レミーズ・ベルリン

クラシック・レミーズ・ベルリン

噂には聞いていましたが、クラシック・レミーズ・ベルリンの凄さは想像以上でした。ブガッティ・ヴェイロンやラ・フェラーリといった21世紀のハイパーカー(この2台は撮影禁止でした)と、1920年代のロールス・ロイスが一度に見られる施設が他にあるでしょうか?しかも、そのほとんどが販売していて、どのクルマも走るために整備されています。ベルリンの中心部からは少し離れた場所にありますが、この地を訪れた際にはぜひ足を運んでみてください。かすかに漂うオイルの匂い、時折ホールに響くエグゾーストノートをBGMに、ゆっくりとクルマを眺めたり、ショップで買い物をしたり、レストランで休憩をしたりすれば、きっと忘れられない一日となるでしょう。

[取材協力]
Classic Remise Berlin(クラシック・レミーズ・ベルリン)
住所:Wiebestrasse 36 – 37, 10553 Berlin
営業時間:8時〜20時(月〜土) 10時〜20時(日・祝)
入場無料
公式サイト:http://www.remise.de/

[ライター・カメラ/守屋健]

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この記事の筆者:守屋 健

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