日本では不人気車だったシトロエン・サクソ。ヨーロッパでは大衆車としても、モータースポーツのベースモデルとしても大活躍!

公開日:Posted in ドイツ現地レポ by

サクソは日本導入当初、商標の関係でネーミング変更を余儀なくされ、その際に選ばれた名前が「シャンソン」でした。そのネーミングはあんまりだ、となったのか、はたまた商標の問題がクリアになったからか、翌年には本来の「サクソ」のネーミングに戻り、プジョー106S16と同クラスのスポーツグレード「VTS」、1.6LのDOHC搭載・3ドアモデルだけが輸入されるようになります。

「シャンソン」時代には3ドアと5ドアの1.6LのSOHC・3速ATモデルが輸入されていましたが、そのほとんどは日本に残っていないでしょう。「VTS」に関しても、日本の中古車市場で見かけるのはわずかに数台、という希少車になっています。サクソ最後の年である2003年には、最終生産分60台を「スーパー1600」として限定販売し、日本での販売を終了しました。設計上、右ハンドルにするとエアコンが取り付けられなかったので、左ハンドルだけの販売になってしまったことも、日本市場で受け入れられにくかった一因かもしれません。

モータースポーツの登竜門として

シトロエンのイメージといえば、日本ではかつて「優雅なデザインと優れた乗り心地の高級車」というものだったのかもしれませんが、ヨーロッパではWRCでの活躍から、古くからスポーティなイメージもかなり強いブランドです。日本に導入された最後の限定車「スーパー1600」というグレード名も、当時のWRCのクラス名が由来となっています。

あわせて読みたい記事

この記事の筆者:守屋 健

鹿児島県出身。幼い頃、歯医者の待合室で偶然手に取った自動車図鑑、それに載っていた緑のポルシェ911タ...