ヨーロッパの街並みと溶け込むタクシー。不思議なクライスラー300

公開日:Posted in ドイツ現地レポ by

日本で最も早くから商売をはじめ、自動車大国日本で国産車が生産されるよりも早くから自動車を作っていたフォードが日本市場から撤退したのも記憶に新しいですが、先日寂しいニュースが入ってきましたね。クライスラーブランドの日本撤退。もっとも、今のメインはジープブランドだったりしてそちらは継続販売。

現在販売されているクライスラーも「300」という伝統の名を冠したセダンのみ。台数も出ないからやや価格帯も高価。実は今年のJAIAでもスポーティーな300Sに試乗する機会がありましたが、とても懐かしく、おおらかな気持ちにさせるいいクルマなのですが、その雰囲気の中にはどこか刹那的、風前の灯火。最後の輝きのようなさみしさを感じないではいられなかったのです。

仕方ないのだろうな、というのが率直な意見です……でもアメリカ車らしいV8ではなくV6ではありますが、360ccの大ぶりなエンジンでアクセルを踏むと、その分自然に空気を吸い込んで存分にシリンダーの中で燃焼が前に進む力になっている。そんな旧式ながら自動車らしい雄々しさを現在味わうことのできる数少ないクルマで、うれしくて、なんだか目頭が熱くなるようなきらめきを感じる、そんなクルマだったのです。もし機会があればもう一度試乗してみようかしら。そんな気持ちでいるのです。

ドイツからのレポートにクライスラー300のタクシーの写真を見つけたのはそんな時の事。ヨーロッパでも走っているのですね。ドイツのタクシーの色。アメリカ車のフォルムがしっかりヨーロッパの風景に溶け込んでいますね。ヨーロッパではランチアの販売網と一本化されつつあるようです。ただランチアは右ハンドル車を作りません。イギリスなどではクライスラーブランドで右ハンドル仕様を販売していると聞いたことがあります。

あわせて読みたい記事

この記事が気に入ったらCLに「いいね!」しよう

最新情報はFacebookページでチェック

この記事の筆者:中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し...