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週刊中年フライデー

更新2016.04.15

マニアの逸品「ニアセブン」は、ロータスセブンの流れを組むクルマ達

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山本 圭亮

ども!カレントライフのファンの皆様こんにちは!今回の「週刊中年フライデー27号」はマニアの逸品「ニアセブン」です。今週も山本編集長と天然系バイト星野がお送りいたします!

ここは、某県の「週刊中年フライデー」編集部。「焼売派」の編集長と「餃子派」の星野くんのデコボココンビが編集会議中であります。ちょっと覗いて見ましょう!

yamamoto山本「星野君!今回は『ニアセブン』だ!」

hoshino星野「ニアセブン?ウルトラ兄弟?」

yamamoto山本「それは、ウルトラセブンだよね?アイスラッガーじゃないんだよ?」

hoshino星野「ああ~みなもと太郎のマンガですね?」

yamamoto山本「それは、ホモホモ7(セブン)でしょ!誰も覚えてないですよ!その漫画!」

hoshino星野「望月さんもお亡くなりになりましたからね?」

yamamoto山本「それは、ワイルド7(セブン)ですよね?(知らないなら素直に言えばいいのに・・・)」

hoshino星野「最近ちょっと難しすぎません?読者もそう思っていますよ?」

yamamoto山本「・・・・・・。(なんで気にしていること言うの?)はい。気を付けます。」

・・・・編集部の相変わらずの茶番劇はほっとき、説明しよう!

「ニアセブン」ってご存知ですか?決して地下アイドルの名前ではありません。1957年から70年に発売された「ロータスセブン」の流れを組むクルマ達の総称です。「ロータスセブン」そして「ニアセブン」として有名な「ケーターハム」「バーキン」「ウエストフィールド」はどちらかと言うと、正統派の「ニアセブン」として日本でも台数が多いのではないかと思います。「あっ?セブンだ!」と見ると、この三種の割合が多いと思います。ですからもう「ニアセブン」ではないのかと思われる程です。本家より壊れにくく、快適でスピードが出るあえて旧車で苦労するよりはと言う方もチョイスされる理由の一つかも知れません。でも、「ニアセブン」の中には個性の強いクルマも居るみたいです!

マニアックな方はここへたどり着きます!ドンカーブート!まさかのターボ!


週刊少年フライデー27号01

まずは、オランダで作られていた「ドンカーブート」。もともと、オランダでは本国から「ケーターハム」製のキットカー「ロータスセブン」を輸入して組み立てていましたが、オランダ国内の安全基準の関係で輸入できなくなってしまいました。そこで、創業者のヨープ・ドンケルフォールト(Joop Donkervoort)は、国内で「ロータスセブン」のコピーを開発することになりました。(この創業者のDonkervoortがドンカーブートと呼ばれるようになりました。)1978年、発売初期はフォード2.0のO.H.Cエンジンで110馬力でしたが1986年になんとビックリするギャレット製のインタークーラー付きターボ2.0の125馬力で販売してしまいます。軽量ボディにターボエンジンはまさに最強!他の「ニアセブン」達との色分けにも見事に成功したのではないでしょうか?その後は、アウディ製のターボエンジン2.5の380馬力ともはや「ニアセブン」ではなく一つの立派な車種として確立された気がします。私は怖くてこのクルマの性能を生かす運転はできそうもありませんが(笑)

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フレームが命!多少重くても『シューペルマルタン』は強度と剛性に拘る!


週刊少年フライデー27号02

フランス製の「ニアセブン」と言えば、「シューペルマルタン」です。外見ではフランス製なので左ハンドルでありますが、なんと言ってもこのクルマの特徴はズバリ中身です。他の「ニアセブン」に比べて大きくなっています。これは、「シューペルマルタン」の特性の為だと思われます。それは「フレーム」に秘密がありました。製造元はTTMマルタン・プロダクション。この会社は、もともとサンドバギーやオフロードバイクのフレームを主に製作していました。ですから、たとえキットカーであってもフレームに拘ったのです。その為、高いボディ剛性を持つ事になりました。エンジンはフォード製のシェラのエンジン、2.0のSOHCを搭載。105馬力ありますから、多少の重量アップも気になる程では無かったようです。1986年から1996年の10年しか販売されなかった為、日本での輸入は少なかったようですが、現在でも熱烈なファンはいるようです。私も、真っ赤な「シューペルマルタン」に乗ってみたいです!え?なんでかって?だって私の体重からいったら一番安心ですから(笑)

このクルマは正直『ニアセブン』なのでしょうか?個性強すぎます(笑)


週刊少年フライデー27号03

正直このクルマは謎が多いですが「ロータス」と一緒の英国製です。名前は「ダットン」。どうもキットカーのメーカーらしいですが、詳細は不明。わかっているのは1970年から1989年の約20年間に渡り多種のキットカーを製作していました。初期は外見も「ロータスセブン」に近く、「MGミジェット」をベースに作成されていたのですが、改良を重ね「トライアンフ・ヘラルド」や「フォード・コルチナ」などをベースにしたタイプもあったようです。しかし、一番他の「ニアセブン」達と一線を画したのは1981年から1986年までに製作された上の写真の「Phaeton Serie 3」です。スポイラー的なフロントマスクやリアの型が特徴でベースはなんと「フォード・エスコート」を使用。どこから、どこまでを使っているのかは不明ですがエンジンは間違いなさそうです。「ダットン」は個性豊かなキットカーメーカーでしたが現在でもその個性は増すばかり(笑)最近では「水陸両用」の「ダットン・サーフ」と言うクルマを販売しているらしいです。ある意味「ニアセブン」の中では最強かもしれません(笑)

hoshino星野「編集長!私はシンプルなオーソドックスなチョコがいいですね!」

yamamoto山本「星野君、な、何を言っているかよくわかりませんけど・・・・・?」

hoshino星野「抹茶味とかは邪道ですよね!あとご当地ものとかもどうかと。」

yamamoto山本「あの~それは『キットカー』ではなく、『キットカット』じゃないのかな?」

hoshino星野「やはり、イギリスの雰囲気と言えば『キットカット』ですよね!」

yamamoto山本「はいはい。今度買ってきますから勘弁してください・・・・。」

と言うことで、今回の「ニアセブン」いかがでしたか?来週もマニアックなコラムをお届けできればと思っていますので、次回の「週刊中年フライデー」をお楽しみに!金曜日にまたお会いしましょう~!

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