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週刊中年フライデー

更新2016.03.11

クルマのカードといえば「ミドリ」の名車カード。思い出がたくさん詰まった昭和の逸品

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山本 圭亮

「名車カード」というものが数ある中で、独自路線を貫いた「ミドリ」を知っていますか?

ども!カレントライフの読者の皆様こんにちは!今回の「週刊中年フライデー第22号」は、昭和の逸品「ミドリの名車カード」です。今週も山本編集長と天然系バイト星野がお送りいたします!

ここは、某県の「週刊中年フライデー」編集部。「珈琲派」の編集長と「紅茶派」の星野くんのデコボココンビが編集会議中であります。ちょっと覗いて見ましょう!

yamamoto山本「星野君!今回は『ミドリの名車カード』だ!古いものだから知らないだろ?」

hoshino星野「編集長!知っています!『峰竜太』の奥さんですよね!?」

yamamoto山本「え~と、それは『ミドリ』ではなく『海老名みどり』。『ミドリ』の現会社の『デザインフィル』の皆さまに怒られるぞ!」

hoshino星野「すみません~。『ヘルメット』の会社ですよね~?」

yamamoto山本「星野君。それは『ミドリ安全』だ。・・・・・いいか!いろんな方面から苦情が来るぞ!」

hoshino星野「は~い。気を付けます~。」

・・・・編集部の相変わらずの茶番劇はほっとき、説明しよう!

「スーパーカー」のカードって当時、何百種類ありましたよね!「正統派」のカードであり且つ、マニアックと言うとこのカードでしたね!

子供の頃に買ったカード。裏のクルマの解説の他に用途があったとは!?


週刊少年フライデー22号01

1970年代の後半、空前の「スーパーカーブーム」。おもちゃ屋さんや、駄菓子屋でありとあらゆる「スーパーカーカード」が販売されていた中で文房具屋さんにて買っていたカードがありました。それが、この「ミドリの名車カード」でした。筆者が通った小学校近くの「コジマ文房具店」で手に入れたこのカードは、ただ「フェラーリ」や「ランボルギーニ」のカードではありませんでした。

裏に、クルマのスペックが書いてあることはよくありますが、切手を貼れて送れば相手も喜ぶ「絵葉書」になっているものは、このカードだけだったのではないでしょうか?そして、注目すべきは名称です。「名車カード」なのです。ですから、マニアが「ぐっ」と来る「名車」が揃っていました。この「マセラティ3700GTⅡ」渋いチョイスですよね!私は昔はずっとこのクルマを「ジェンセン・ヒーレー」だと思っていました(どちらもマニアックですね)が、このカードで「マセラティ」と認識していました。当時、セットで売っていたのか、1枚売りだったのかは覚えていないのですが、家に残っていた所を見るとお気に入りの1枚だったのでしょう。

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このカードで『ジャガー』がロードスターの代名詞だと思っていました。


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今では、「ユーノス」に代表される「ロードスター」の名称ですが、私はこのカードで「ジャガー」の車種のひとつなのだろうと思い込んでいました(笑)もちろん「ロードスター」とは英国で「幌屋根の2シーター」の総称(この写真ではハードトップ付きですが)と言うのは、現在ではわかっているのですが、子供の頃は「ジャガー」を見るとすべて「ロードスターだ!」なんて恥ずかしいことを言っていました(笑)

それ程、子供の頃に手に入れた物の影響は大きいのだと、このカードを見ながら改めて思い出しました。「ジャガー」と言えばフロントについている「ボンネットマスコット」が有名ですが、この「Eタイプ」にはついておらず、ジャガーの他車種を知るまで代名詞のマスコットの存在も知りませんでした。自分の中では「ジャガー」と言うとこのクルマで、後に「西風」さんの「GTroman」での一話で「英鉄」の「左ハンドルのジャガーEタイプ」の回も大好きでした。名車なのですが、他の「スーパーカーカード」には登場しなかった1台だったので、とても貴重な1枚だったのではないでしょうか?

僕の中では、このカードのおかげでメジャーな『NSU』。みんな知らなかったなあ~(笑)


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この「NSU」。メーカーとしても存在していないこのクルマ。「アウトユニオン」に吸収(現在の「AUDI」)されてしまいました。元々が、バイクメーカーで後に自動車部門に進出するのですが、有名なのは世界初の「ロータリーエンジン」を搭載したクルマ「ヴァンケルスパイダー」を開発、後の「Ro80」につながっていきます。その当時、小型大衆車ブームの欧州で「BMW700」「トライアンフ・ヘラルド」と並び「NSU」で主流だった、この「プリンツ」が人気の1台でした。

絶対に「スーパーカー」のカードでは、選ばれない「598cc」のこの車種。「ミドリの名車カード」を持っていた自分だけが知っていたようなお得な気分でした。しかし、他社が「フェラーリ」や「ポルシェ」、「ランボルギーニ」に集中して「カード」を作成していた中で、超マニアックなこの「NSU」をカードとしてチョイスした理由を、当時のミドリの担当者に聞きたいと言うのが本音です。センス良かったんだろうなあ~(笑)

この「名車カード」を販売していた「株式会社ミドリ」は、2007年に社名を「株式会社デザインフィル」に変更されて現在でもご活躍されています。もちろん、この「名車カード」は、現在製造及び販売は終了しております。スーパーカーブームの中で色々な形で、販売されていたカード達のなかでも異色の存在だったこのカードに改めて注目してみると、当時のブームを多様な角度から捉え、オリジナリティー溢れた商品を作っていた事を感じます。皆さんの実家の机の片隅や、押し入れの中に思い出のたくさん詰まったカードが眠ってないでしょうか?一度探してみてはいかがでしょうか?

hoshino星野「編集長!私も素敵なカード欲しいです!」

yamamoto山本「星野君、そうか!どんなカードが欲しいのかな?」

hoshino星野「絵葉書ではなくレターセット見たいな・・・・。春なので『紙シリーズ春』みたいなのが欲しいです。」

yamamoto山本「?それはひょっとして『デザインフィル』さんの人気商品ではないかね?」

hoshino星野「バレました?ここで宣伝して置けば後で仕事に繋がるかもしれないでしょ?」

yamamoto山本「星野君。君ってたくましいね・・・ホントに見習いたいです。はい。」

と言うことで、今回の「ミドリの名車カード」いかがでしたか?来週もマニアックなコラムをお届けできればと思っていますので次回の「週刊中年フライデー」をお楽しみに!金曜日にまたお会いしましょう~!

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