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週刊中年フライデー

更新2020.08.19

車ジプシー生活も終了か?1973年モデルの白いポルシェ914を120万で買ったお話

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山本 圭亮

ども!カレントライフのファンの皆様こんにちは!ライター山本です。今週は、「週刊中年フライデー48号」の「輸入車オタク回顧録」です。このコーナーも「中フラ」として皆様にお届けすることになり、今回で8台目の私の失敗談ですが、笑って読んでやってくださいね!

ここは、某県の「週刊 中年フライデー」編集部。「エビバーガー派」の編集長と「フィレオフィッシュ派」の星野くんのデコボココンビが編集会議中であります。ちょっと覗いて見ましょう!

yamamoto山本「今回の回顧録は二代目914だ!」

hoshino星野「え~?また編集長のポンコツ914の話ですか?」

yamamoto山本「今度の914は程度が良かったぞ!」

hoshino星野「例の中古屋で買ったのならまた・・・・・。」

yamamoto山本「今度は個人売買だから大丈夫!」

hoshino星野「じゃあなんでこの回顧録に登場するんだろう・・・・」。

・・・・編集部の相変わらずの茶番劇はほっとき早速行ってみよう!

私は20歳の頃から輸入車に乗っていました。当時は、「外車」と言えば、「アメ車」、「ドイツ車」等が中心でそれでも外車乗りは「金持ち」、「変わり者」、「成功者」なんてイメージが勝手に先行していました。そんな中でも私、山本は、人と違う路線のクルマを探し乗り続けて参りました。ここではその「迷車」「珍車」をエピソード交えて紹介させて頂きます。

また、914に乗りたい!と言う願望が白の914を引き合わせてくれました!




一度、手放した黒の914(初号機)をたまに写真を眺めながら思い出す日々を、送っているときに当時の職場近くで、白の「914」を見かけるようになりました。やっぱりかっこよく、誰が乗っているのだろうと思っていました。そんな、ある日のことです。なんとあの「914」が、職場の駐車場に停まっているではありませんか?急いで中に入り白の「914」の持ち主を探しました。すると、意外な人物の愛車でした。なんと、他課の上司の車だったのです。
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そして悪魔の囁きが私の耳元で・・・・・。


その、上司はなんと「914」の買い手を探していたのです。それで、見せびらかす為に会社に乗って来たのです。そして、まんまと「罠」にハマったのが私だったのです。以前の初号機は1975年の最終モデルでしたが、今回の2号機は1973年モデルでした。売値は、当時で150万。どうしようか、迷った挙句、上司が「120万でいいよ!」の言葉に撃沈。銀行からお金を借りて購入してしまったのです。ところが、この2号機は絶好調で全く手を入れるところがなかったくらい機関は仕上がっていました。私は、これで私の「車ジプシー生活」も終わりで、この車を一生乗るのだと思った位でした。

魔が差したとは、正にこの事だったのかも知れません


ある日の夜、私は彼女とある場所でデートをしていました。(大人の事情で詳しいことは述べられませんが・・・・笑)冬の寒い時期で、時刻は夜中の零時ごろ。2号機のアクセルを踏み坂道を登ろうとした瞬間でした。タイヤが地についてないような感覚と同時に、車が駒のように回転しだしました。

そうです。「アイスバーン」があったのです。それに気づかずアクセルを踏み、ミッドシップが一度バランスを崩したら、どうにもならない事を身をもって体験してしまいました。そして、左前方をガードレールに当て、大破しクルマはハンドルを左に切るたび凄い異音がする状態になり、彼女は号泣。なんとかケガもなく家に彼女を送りましたが、翌日板金屋に車を持っていくことを考えると憂鬱になって寝れませんでした。
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完全復活を決意!板金代はなんと・・・・・


それでも2号機に愛着のある私は板金を決意し、知り合いの板金屋さんへ・・・・。見積もりをしてもらい後日連絡をもらうことに。そして、自宅に電話が掛かってきました。「山ちゃん。ざっと部品代込みで50万かな?」という事。「!」私は一瞬頭が真っ白になりました。銀行で120万借りて、追加で50万。痛すぎましたが、さらに50万借りて治すことを決意しお願いしました。

そして、完全復活!これであとは大事に乗って・・・・・。と、行く訳がないのが私のクルマ人生なのです。何故か乗っているとガソリン臭く室内にまで、その臭いは達し彼女はこんなクルマ乗ってられないと暴言を吐き、楽しみにしていた「イーグルス」のコンサートを結果中止する「ナッツリターン」ではなく「914リターン」で喧嘩別れしてしまいました。それはともかく、クルマをどうにかしないと思い以前「初号機914」を買ったあの店に行ってしまったのです。

私は罠にハマったのでしょうか?


いつもの社長に車を見てもらうと恐ろしい回答が返ってきました。「これはガソリンタンクがダメになってるよ。取り替えないといけないよ。そうしないと燃えちゃうよ!」と。以前「X1-9」で燃えたことのある私にとっては「恐怖」でしかありませんでしたが、もう修理する体力(お金)が当時の私にはありませんでした。すると、社長が「うちで委託で売ってあげるよ」と言われ、なすがままお願いすることに。

すると「914売れたよ」と電話が掛かってきましたが、その内容に愕然となったのです。100万で売れたのですが、修理が75万かかったから手渡しは25万との事。目の前が真っ暗となりましたが言われるとおりに。そしてお金をもらいに行った当日にまた、社長が「足どうするの?」と。ありませんと答えると「うちのジェッタ買う?」と言われました。2代目ジェッタの白が店に展示してありました。結局、私の「2号機914」は「ジェッタ」になってしまったのです。今なら冷静な判断できたのになあと悔やんでいます(泣)

今回の「輸入車オタク回顧録」の「二代目914」はいかがでしたか?皆さん!ちゃんとした車屋さんで修理しましょうね(笑)又、機会がありましたら、私の面白おかしく壮絶な体験談をご紹介できたらと思っております。

yamamoto山本「星野君!今回も面白いだろ?」

hoshino星野「編集長!もうアホとしか言いようがないですよね?」

yamamoto山本「・・・・。(そんなのは自分が一番わかってる・・・。)」

hoshino星野「多分、一生治らないんでしょうね。」

yamamoto山本「・・・・。(それも一番自分がわかってます・・・。)」

hoshino星野「まあ~そこが編集長のいいとこでもあるんですけどね(笑)」

yamamoto山本「そ、そうか~。星野君!今日は、ロッテリア奢ってあげる!」

hoshino星野「マックでお願いします。」

と言うことで、今回の「輸入車オタク回顧録」いかがでしたか?来週もマニアックなコラムをお届けできればと思っていますので、次回の「週刊中年フライデー」をお楽しみに!金曜日にまたお会いしましょう~!

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