1974年製造以前でフルオリジナルの名車のみが参加。第26回日本海クラシックカーレビュー

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9月3日に開催された日本海クラシックカーレビュー当日のレポートをお送りしたいと思います。天気予報では天気は回復に向かうとなっていたものの、朝のうちはあいにくの雨、Tシャツ一枚では肌寒く上にジャケットを羽織るくらいの中、開会式が始まりました。

ついに開幕した日本海CCR。参加基準は?

ご存知の方も多いとは思いますが糸魚川市は昨年末の大規模火災があり、CCRの常連参加者の中には今年の開催を心配した方もいたようですが無事開催となり、また糸魚川市の特産品で糸魚川市の市の石であり、新潟県の県の石でもある「翡翠(ひすい)」が昨年9月、日本鉱物科学会により国石として認定され、「糸魚川市は国石の町、そしてクラシックカーの町を目指します」という宣言と共に日本海CCRが開会となりました。開会式が終わる頃には天気も晴れ間も見え始め、朝のうちの雨で濡れた愛車のボディを拭く参加者の姿を見かけるようになりました。

ところで日本海CCRは「日本一参加基準の厳しいクラシックカーイベント」と書きましたが、以前のトヨタ博物館クラシックカーフェスティバルのレポートでも書いた通り、近年のクラシックカーイベント参加者の増加による参加車両の選定の難しさは日本海CCRも他聞に漏れず、参加申し込みが年々増えているそうで、日本海CCRは参加基準を厳格にし「1974年製造以前の車両でなおかつ、他型式のエンジン載せ替え、極端な車高変更、社外品エアロ等の改造車(ただし、事業用車両等の架装車、Nox・PM法対応の排ガス浄化装置追加、入手不可能な重要保安部品の代替品の取り付けに必要な改造を除く)は参加不可」という基本フルオリジナルコンディションを保った車両に参加を絞るという対応をしています。

トヨタ博物館のイベントとはまた違ったかたちの狭き門で、車種も限られてしまいますが、その代わり厳選されたフルオリジナルコンディションのオールドタイマーが全国から集まり、1桁ナンバーや新車当時から何十年も乗り続けているワンオーナー車も数多く参加しています。


▲午前中のメインイベント「ジョイフルラリー」の参加車両

圧巻の名車たちの眺め

日本海CCRもまた「全て公道走行可能な車両」に重きを置いており、ただ展示するだけでなく午前中は「ジョイフルラリー」というコマ図によるタイムラリー、午後は「交通安全パレード」という市内パレードがこのイベントの名物であり、中にはタイムラリーや交通安全パレードに全てを賭すという方もいるようです。ちなみに筆者は午後の交通安全パレードに参加しています。


▲ズラリとならんだセリカ集団。中には久しぶりにお会いするセリカオーナーの方もいました


▲神戸52ナンバーで当時のオプション装備のレザートップが良好な状態で残る初期型トヨタセリカ1600GT

実はこのセリカのオーナーの方は西日本では初代セリカオーナーの重鎮的存在の方で、かくいう筆者もまたセリカLBの購入の一歩を踏み出せたのもこの人がいたからこそかもしれません。


▲昭和47年の法改正でアンバー色のウィンカーレンズの装着が義務化される前のストップ&テールとウィンカーを兼用した赤一色一体レンズのテールランプユニットから初期型のセリカは「ワンテールセリカ」と呼ばれ珍重されています


▲筆者のセリカの隣には昭和44年型トヨタカローラスプリンターSL

もはや、忘却の彼方へと去りつつあるブランド「スプリンター」は元々、カローラのスポーツクーペタイプの追加モデルだったのですが、2代目のE20型からはカローラの姉妹モデルとして独立した車種となり販売チャネルも別れ、それぞれでセダン、バン・ワゴン、クーペ、果ては伝説のスポーツモデル「レビン」「トレノ」というラインナップを展開する事になります。


▲こちらも同じくスプリンターですが所謂「ニイナナ」ではなくKE25型スプリンター1200SL

3K型OHV1200ccエンジンを搭載したスプリンタークーペのベーシックモデルです。クーペの最上級モデルのTE25型1400SLにはT型OHV1400ccエンジンが搭載されていたこともあり、軽量なカローラ・スプリンターの車体にT型1400ccエンジンと互換性のあるセリカ用のDOHC1600ccエンジンを搭載したら、軽量ハイパワーマシンが出来るのではないか?という着想から伝説のTE27型レビン・トレノが生まれます。


▲真打「ニイナナ」こと昭和48年型トヨタカローラレビン1600GT


▲年季の入った新5ナンバーの1971年型VW1200

「1974年製造以前」というレギュレーションだけにVWも必然的にヴィンテージモデルが集まります。


▲こちらのVW1200は1953年製造

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この記事の筆者:鈴木 修一郎

愛知県名古屋市在住。幼少期より自動車が好きで、物心着く前から関心の対象はニューモデルよりもクラシ...