ミニカーを改造して販売すると訴えられる!? ミニカー改造はどこまで許されるのか

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ミニカーの楽しみかたは人によってさまざまです。新製品をもれなくチェックしたり、レア物や絶版品探しなど、それぞれテーマを持って趣味活動を行っていることでしょう。なかには、塗装の剥げたミニカーの色を塗り直してレストアをしたり、あるいはパテでエアロパーツをつくるなど、改造を楽しんでいるファンもいます。プラモデル製作などが好きなクルマ好きにとって、ミニカーをベースにしたプチ改造は気軽に取り組めるのが最大のメリット。そして完成したミニカーは世界でひとつの作品になり、量産品ミニカーとは違う愛着が生まれます。

ミニカーを改造して販売すると訴えられる!? ミニカー改造はどこまで許されるのか

ミニカーの改造は違法なのか?

しかし、そんなミニカー改造について、すべてのメーカーが快く思っているわけではありません。むしろ改造を認めているメーカーは少数派で、多くのメーカーは改造したミニカーを善しとしていません。特に元の製品に独自の彩色や装飾を施した二次加工品の販売については、厳しい姿勢で望んでいる場合があります。

改造を認めているのは、アメリカのマテル社が製造する「ホットウィール」です。オフィシャルイベントとしてホットウィールのカスタムコンテストが世界中で開催されるなど、自由な雰囲気に溢れたブランドといえるでしょう。世界中のクリエーターが創造性に富んだ作品を製作していて、熱狂的なファンを生み出しています。

一方、高品質なミニカーで知られるドイツの「ミニチャンプス」は、第三者が許可なく改造したモデルの提供を認めていません。そのため、同社のホームページ上では不正改造されたモデルを写真入りで紹介しているほど。例えば、ホイールを履き替えてローダウンさせたドレスアップカー、タバコロゴを貼付したレースカー、さらに別々の製品を組み合わせたセット品など、さまざまな形態があります。

ミニカーを改造して販売すると訴えられる!? ミニカー改造はどこまで許されるのか

これらの二次加工品は、メーカーが多くの時間と費用をかけて開発した製品を改変したものであり、元の製品と同じ品質に達していないものがほとんど。逆にクオリティの高い二次加工品の場合は、ユーザーが正規の特注品と勘違いして買ってしまうおそれがあります。メーカーがこのようなモデルを許していると、いずれは精巧につくられたコピー品が蔓延することにつながり、結果的に自身のブランドを傷つけることになります。そのため、メーカーは二次加工品に目を光らせているのです。

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この記事の筆者:北沢 剛司

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