本物のEvo 2を見分ける5つのポイントと、Evo 2ミニカーを完全網羅で紹介

最終更新日: 公開日:2016-06-30 | Posted in エンタメ by

メルセデス・ベンツの長い歴史のなかでも、ツーリングカーレース参戦用のホモロゲーションモデルとして誕生した190 E 2.5-16 エボリューション1と、同エボリューション2(通称:Evo 2)は、数あるネオクラシックのなかでも別格の存在感を発揮しています。
前編では、190 E 2.5-16 エボリューション1・2のDTMにおける活躍、それに実車のディテールを中心にお届けしました。今回の後編では、実車の資料なども交えつつ、Evo 2仕様の見分けかた、そして各スケールのミニカーをご紹介します。

前回の記事「ネオクラシックの白眉、メルセデスベンツ190E 2.5-16 エボリューション1・2の伝説をミニカーで辿る」はこちらです。

ネオクラシックの白眉、メルセデスベンツ190E 2.5-16 エボリューション1・2の伝説をミニカーで辿る

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スポーティな190 Eをマニュアルで操る悦び

筆者自身、今から10年以上前に実車の190 E 2.5-16 エボリューション2を本気で買おうとしていた時期がありました。その個体は17台といわれる正規輸入車のなかの1台で、内外装はフルノーマルに保たれていて程度極上でした。

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▲発売時に製作されたEvo 2のセールスカタログ。裏表紙には、2.5-16、同エボリューション1、エボリューション2の3台が並ぶ有名な写真が使われています。

街中を試乗させていただきましたが、190 Eの高い実用性とスポーティさのバランスはまさに絶妙でした。もっとも感銘を受けたのは、メルセデスのツーリングカーレース用ベース車両をマニュアルで乗るという悦び。235psを発揮する2.5リッター直列4気筒DOHCエンジンの吹け上がりは軽く、左手前に1速がくるレーシングパターンの5速マニュアルミッションを操作して走らせる独特の楽しさがありました。

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▲オリジナルカタログは大変レアな存在で筆者もカラーコピーしか手元にありませんが、中面は外観写真で構成されています。また、簡単な車両解説とEvo 1とのスペック比較を行ったページも存在します。

残念ながらそのときは資金のやり繰りができず、泣く泣く購入を断念しました。しかし、現在のように価格が高騰して雲の上の存在になってしまうとは、当時まったく想像できませんでした。あのときEvo 2を買っていたら、今頃はどんな生活を送っていたのでしょうか。

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▲Evo 2を本気で探していたときに入手した英語版のサービス向けイントロダクションと、専用装備の使用方法を記載したオーナーズマニュアル。どちらも1990年に発行されたもの。

本物のEvo 2を見分ける5つのポイント

そんな190 E 2.5-16 エボリューション2は、デビュー当初から高嶺の花でした。そのため、当時は190 E 2.3-16に純正パーツや社外品のキットを装着した、いわゆる「エボ2仕様」を見かけることもありました。なかには、なぜかW124用のエボ2キットを製作するメーカーも現れるなど、当時のEvo 2人気は相当なもの。改めて調べてみたところ、今でもW124のエボ2キットは生産されているようで驚きました。

話が逸れましたが、Evo 2を見かけたときにそれが「エボ2仕様」でぬか喜びすることのないよう、本物であるか否かを判断する目利きのような知識が自然に身に付きました。最近は本物よりも「エボ2仕様」のほうがかえってレアかも知れませんが、主に外観上で本物のEvo 2を判断する5つのポイントを紹介します。

●ポイントその1:ルーフアンテナは付いているか?

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Evo 1では通常の190 E 2.5-16と同じように、左側Cピラーの後方に格納式アンテナを装備しています。しかしEvo 2では、スペース上の理由により、ルーフ後端中央に短いロッドアンテナが設けられました。
このアンテナは、45°〜90°の傾斜角度で取り付けたときに最良の受信状態を得ることができます。ただし、傾斜を45°以下にすると、トランクを開いたときにリアスポイラーがアンテナに接触し、損傷するおそれがあるので注意が必要です。

●ポイントその2:マフラーエンドはノーマルか?

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Evo 2のマフラーエンドにはオーバル型のカバーが装着されているため、その形状が本物か否かを判断する目安となります。Evo 2の純正マフラーは非常に高価だったため、純正マフラーを装着した「エボ2仕様」はほぼ皆無に近いでしょう。
ただ、誕生から26年を経過したモデルのため、マフラーの錆は否めません。そのため、マフラー全体を交換したり、マフラーエンドを残して中間部分を作り直した個体も少なくありません。逆にマフラーがフルノーマルの状態で残っている個体は、それだけ手厚く維持されてきた個体といえるでしょう。

●ポイントその3:左ハンドル車か?

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この記事の筆者:北沢 剛司

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