世界で一番クレイジー?!ジャニス・ジョプリンのサイケデリックポルシェが競売へ

最終更新日: 公開日:2015-12-18 | Posted in ドイツピックス by

27歳という若さでこの世を去った女性ロックシンガー、ジャニス・ジョプリン。60年代アメリカのヒッピーカルチャーを代表し、ドラッグ・アルコールに溺れながらヒッピーとロックの時代を生きた彼女。「ねえ神様、わたしにベンツを買ってくれない?」と自身の名曲「メルセデス・ベンツ」で歌いながらも、その後に続く歌詞「友達はみんなポルシェなの。」のように彼女の愛車はポルシェでした。

彼女がこの世を去るまで365日乗っていたという1964年のポルシェ356SC。特徴はなんといっても彼女の音楽スタイルを象徴したような「サイケデリック・ロック」デザイン。元々はパールホワイトの塗装でしたが、購入後ジャニスが友人でもあり自身のコンサートスタッフとして働くデーブ・リチャード氏に頼み、すべて手書きでペイントを施したのです。リチャードは淡色だったボディを丸ごと「キャンディー・アップルレッド」色に塗り替え、その上から各パーツに彼の芸術センスあふれる絵を描いてジャニスオリジナルのポルシェに仕上げていきました。

ボディの左側には彼女のバンド仲間である「ビッグブラザー&ホールディングスカンパ二―」と自身の星座ヤギのイラスト。右のドア部分はカリフォルニアの風景、フロントバンパーには「神の眼」が描かれています。ポルシェのロゴとエンブレム、内装は手を加えずそのままの状態で、彼女のポルシェに対する尊敬の意が感じられます。

あまりにも目を惹くクルマなので「このポルシェが街を走れば、ジャニスがドライブしているとすぐわかるよ」とカリフォルニアでは周知の事実だったほどです。このポルシェ、60年代後半に一度盗まれたこともあり、犯人はこの派手なボディをさっそく別の色に塗りなおしましたが、カリフォルニア一有名なポルシェを盗んだ犯人はすぐ様御用に。幸い、リチャードがペイント後に保護剤でしっかりコーティングしてくれていたため、犯人に塗りなおされたペイントもすぐ落とすことができ、無事にジャニスの元へ返ってきたのです。

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この記事の筆者:NAO

在独6年目のライター。Current Europe GmbH (ドイツ現地法人)所属。ドレスデン工科大学修士課程を修了し...