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更新2017.04.12

ラグジュアリーを手に入れるなら「ジャガーXJ40」とともに走ろう!

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約5メートルの全長を持つ大型リムジン「ジャガーXJ40」は、1968年に生産されたXJ6に非常に似通っています。先代の美徳を引き継ぎ、内装にもウッドとレザーを惜しみなく使用し、心地よい高級感を与えてくれます。販売当時から言われていたことですが、「わずかなコストでさらなる贅沢を手に入れることは、今日においてはまず不可能」。その言葉についつい頷いてしまうような「ジャガーXJ40」を今回はご紹介いたします。



イギリス市民も羨む「贅沢」モデル
ジャガーの新アイコンとなるべく生まれたXJシリーズ。同シリーズは1968年から2009年までの間、モデルチェンジを続けながら進化し続けてきました。その間デビューしてきたXJ6・XJ12をはじめ「ジャガーXJ」は、市民には値段も踏まえて、手が届かない存在でした。自分のスタイルを持ち、車のために財産を惜しまないような世界の人間が座るのが一番なのだと市民の間で言われ、まさに「贅沢品」として存在してきました。

そして1986年、ヨーロッパ向けにフルモデルチェンジしたXJ6がXJ40と名前を変えてデビューしました。ジャガー創始者であるサー・ウィリアムズ・ライオンズが生前に承認した最後のXJでした。外観としては丸目の4灯ヘッドライトが特徴のジャガーですが、同社の歴史上、角目ヘッドライトがついているのは、1987年から登場したXJ40ソブリン&デイムラーモデルのみ。ソブリンの場合、丸型のものもオプションでつけることも可能だったそうです。加えてXJ40で評価できる点は見た目もさることながら、躍動感と魅力的で軽やかな走り。約5メートルにもわたる全長に1750kgの重量という大柄で1.36mと低めの全高。安定した走りで高速を飛ばすよりも、ゆったり流れるように走らせるのが性に合っているかもしれません。

見た目は大きく中身はコンパクトに
フロントとリア部はBWM(E34)のようにしっかりとスペースはありますが、ダイナミックな外観から欺かれたように室内は狭く、良く言えばコンパクトです。しかしここには英国人の意地とでもいいましょうか、狭さも感じさせないほどのシックで高級感あふれる装備が全モデルに施されています。栄光の50~60年代を彩るかのような贅沢なウッドとレザー使い、ドアロックのパーツ一つ一つまでこだわっており、他に代わるものがいないほど特別に作り上げられています。

「ジャガーは壊れる」という批評を払拭しようと立ちあがったジャガー。信頼性を取り戻そうと、様々な工夫や手間をかけ、製作コストがかかった分値段も相応でしたが、XJ40は「壊れないジャガー」として当時話題になりました。

エンジンはラインナップが見直され、2.9リッターおよび3.6リッターの直列6気筒の2本立てとなりましたが、パワー不足を指摘されていました。そのため1990年にマイナーチェンジが行われ、2.9リッターは3.2リッターへ、3.6リッターは4.0リッターへそれぞれ変更となりました。トランスミッションは4速ATまたは5速MTで日本ではATのみ。同年ジャガーがアメリカのフォード・モーターの傘下に入ってからXJ6の足回りを調整したスポーツタイプなども開発され、1993年V型12気筒エンジンを搭載したXJ40ボディのXJ12が発表されたのち、XJシリーズIIIボディが製造中止となり、XJ40の歴史は幕を閉じました。

現在のXJ40の販売価格は状態によって様々ですが、おおよそ7000ユーロ(約92.5万円)あたりから。後期のV12モデルとなると150万円ほどになるようです。ジャガーの歴史上、唯一の角目ヘッドライトというのも魅力的ですし、メーターパネルの木目を対象にさせるまでこだわりぬいた内装も他のジャガーにはないポイントです。乗り込んだ時に少し贅沢を感じさせてくれるようなXJ40の世界観は我々ドライバーにちょっぴり「特別」な時間をもたらしてくれるのではないでしょうか。

出典・参照元:http://www.auto-motor-und-sport.de/

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