工芸品と呼べるクルマを世に放ち続ける、パガーニという自動車メーカーとは

最終更新日: 公開日:2016-05-30 | Posted in コラム by

パガーニという自動車メーカーをご存知だろうか?創立したのは1992年と、その他の自動車メーカーと比較すれば圧倒的に若いメーカーなのだが、今やフェラーリやランボルギーニといったメーカーが作るスポーツカーに勝るとも劣らぬ性能を持ったクルマを生み出すメーカーだ。「勝るとも劣らぬ」と表現したが、価格やその中身を見れば、フェラーリやランボルギーニでは飽き足らない人のためのクルマと言っても過言ではない。

1999年にデビューしたゾンダ、2011年にデビューしたウアイラの2車種がパガーニによって世に送り出されたクルマだ。インターネット上のクルマ好きからは常に熱い視線が注がれていて、共有サービスには様々な映像や画像がアップロードされている。その特異さ、工業製品の範疇を超えた工芸品とも呼べる作品には多くの「いいね!」やコメントが集まる。パガーニの象徴とも言える飛行機のジェットエンジンのような4本出しマフラーは、エンスージアストならば、皆心揺さぶられる演出なのではないだろうか。

パガーニの名は創設者ホラチオ パガーニに由来している。ホラチオ パガーニは1955年11月11日にアルゼンチンで誕生し、1983年にイタリアへ渡るまでをアルゼンチンで過ごしており、その間にも既に頭角を現している。16歳でミニバイクを自作し、24歳ではF2マシンを制作しているのだ。その優れた才能はエンジニアリングに留まらずデザインにまで及ぶ。1983年にイタリアへ移住しランボルギーニ社で働くこととなるが、最初に任された仕事は工場のモップがけというから驚きだ。

その後、ランボルギーニ カウンタック エボルツィオーネという1台のみ作られたカウンタックの軽量化モデルの開発に携わる。カウンタック エボルツィオーネは、当時使われ始めたカーボンファイバーを用いた試験的なモデルで、外板のみならずシャシーも特別なものだった。最後のカウンタックとなる25thアニバーサリーや、ディアブロ SE30のスタイリングも手掛ける傍ら、ランボルギーニの様々な設計・製造に関わるエンジニアリングにも携わっている。写真はカウンタック エボルツィオーネと共に写る関係者の姿、一番右がホラチオだ。

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この記事の筆者:中野 ヒロシ

カッコいいクルマが大好きです、メカニズム的な面も好きで普通のスポーツカーからチューンドカーも好き...