これだって輸入車!? 増える日本車メーカーの海外生産車たち

最終更新日: 公開日:2016-07-27 | Posted in コラム by

輸入車と言えば、メルセデスやBMW、VWなど海外のメーカーの車種を思い浮かべますが、中には日本のメーカーが海外の向上で生産し、日本へ輸出することも非常に多くなっています。逆輸入とも言われるこれらの車種は、メーカーによってはかなりの比率を占めており、ひょっとすると貴方が「国産車」だと思って乗っているクルマは、実は思いがけない遠くの国で造られた輸入車なのかも知れません。

普通の国産車では物足りないけど、輸入車は敷居が高くて手が出ないと言う方には、是非とも試して頂きたい海外生産車をご紹介しましょう。

各メーカーの海外生産車と事情

海外生産車を、日本国内において輸入販売するのは、各メーカーによって事情がそれぞれ異なるようです。

日産:マーチ ラティオ(タイ王国/タイ日産)
三菱:ミラージュ(タイ大国/ミツビシモータースタイランド)

この中でも最もエポックメイキングだったのが、日産の「マーチ」で、国内でも主力コンパクトカーであった「マーチ」をタイから輸入するということで、TVのニュースでも大きく取り上げられました。タイで生産した車ってどうなんだ?って思いますよね。でもタイはアジアの国々の中でも優れた生産能力と人材がいるらしく、周りの国々へ輸出してるんです。クルマ以外でも多くの日本企業が工場を可動させています。

「マーチ」は海外において、アジアを中心とする、発展途上国向けの安価な車種としての需要が大きく、それらの市場の中心であるタイで生産した方が、円高の影響も受けず、生産できるとした理由からです。日本向けもこちらで造る方が、輸送コストを加えても安いと言う事でもあったのです。日産ではその後に派生車種の「ラティオ」も同様にタイで生産し、三菱の「ミラージュ」も同じ理由で、タイ生産に切り替えています。

「マーチ」は日本で生産してほしかったと誰でも思ったのではないでしょうか?日産の主力コンパクトカーなんですから、日本のユーザー向けに作りこんでほしかった。コストの問題はあったとしても、売れなければ意味はありません。最近発売されたトヨタの「パッソ」を見ると、その違いは歴然としています。

スズキ:エスクード(ハンガリー/マジャールスズキ)、SX4S-CROSS(ハンガリー/マジャールスズキ)、バレーノ(インド/マルチスズキインディア マネサース工場)

海外生産車を日本に輸入するのに最も積極的なのがスズキです。取り扱う登録車の大半が輸入車となっており、販売するディーラーの店頭に並ぶ車種が、国産車の方が少なく、輸入車販売店のようだと揶揄されることもあるくらいです。利益率の低い軽自動車一辺倒の販売体質から脱却し、普通車のラインナップを増やす必要がありました。欧州市場とインドで高いシェアを誇るスズキは、海外生産・販売の比率が他メーカーよりも大きく、限られた資源を有効に使う為、欧州専用やインド市場用の車種を日本に導入しました。

旧「SX4」もそうでしたが、「SX4S-CROSS」を見た時、これは日本じゃ売れないのではないかと思いました。単純にカッコ悪いのです。「バレーノ」も同じです。海外生産車どうこうよりも、見た目で敬遠されるのは問題外です。せめてフロントグリルぐらいは専用にしてほしかったです。その点、「エスクード」はなかなかいい面構えで、売れてもおかしくないのではないでしょうか。

トヨタ:アベンシス(イギリス/TMUK バーナストン工場)

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この記事の筆者:CL編集部

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