クルマの双生児かクローンか。OEM・またはバッジエンジニアリング

最終更新日: 公開日:2015-09-07 | Posted in コラム by

「OEM(Original Equipment Manufacturing)」という言葉をご存知だろうか?。カンタンに言えば「相手先のブランド名で製造する」製品のことで、一般の工業製品だけでなくクルマでもよく行われる生産のカタチだ。

例えば、皆さんご存知のトヨタ「プリウスα」は、ダイハツでは「メビウス」という名前で販売されていたりする。相手先のブランドで同じクルマを販売する、というやり方だ。

旧いマニアならご存じかとは思うが、70年代にヒットしたいすゞの初代「ジェミニ」は、提携先であるGM(ゼネラルモータース)のグローバルカーのひとつで、オペル「カデット」・シボレー「シエベット」・ホールデン「ジェミナイ」など、世界中で生産/販売された、まさにワールドワイドなクルマだったのだ。

さて、そんなOEMのクルマ、日本ではなかなか眼にすることのできないようなヤツを幾つか探ってみると、これがなかなか面白いのである。例えばルノーのミドルクラスセダン「ラティテュード」は、中東やメキシコでは「サフラン」と名乗っているが、ベース車両は韓国・ルノーサムスンの「SM5」と呼ばれている。

同じくルノー「カングー」は、メルセデス・ベンツ「シタン」としてドイツで販売されているが、製造はフランスのルノーの工場で行われている。この「シタン」は、フロントマスクが「メルセデス風」になってはいるものの、ボディ後半がほとんどカングーなので、ちょっと可愛い感じがする。

メルセデスといえば、ちょっと本筋からは外れるが、スマートの4シーター「フォーフォー」。旧型は三菱「コルト」をベースにオランダで生産。日本でも、数は少ないながらもしばらくは販売されていた。この「フォーフォー」は、わずか3年で生産が打ち切られた短命車だったが、2代目「フォーフォー」は提携先のルノー「トゥインゴ」をベースにしたRR車。初代よりも厳つい感じになって再登場したというわけだ。

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この記事の筆者:まつばらあつし

映画カメラマン・ライター/コピーライター・アニメーター・ガッコの先生など、いろいろ仕事をしてたら自...