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コラム

更新2020.08.24

素晴らしきかなレプリカ車の世界!スーパーカーやクラシックカーへの愛は永遠に

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松村 透

いつの時代も、憧れの存在は高嶺の花。なかには億万長者になったとしても手が届かないようなクルマも少なくありません。そこで世の中にはレプリカと呼ばれるクルマが存在します。なかにはオリジナルを忠実に再現したモデルや、ひと目でレプリカと分かってしまうようなものも。

今回は、そんな愛すべきレプリカモデルをご紹介いたします。

永遠の憧れ。スーパーカー編


▼エンツォ・フェラーリ

元ピニンファリーナのケン奥山氏がデザイン手掛けたエンツォ・フェラーリにも、いくつかのレプリカが存在します。こちらはF430がベース。一瞬見ただけでは本物と見間違えそうです。とはいえ、庶民感覚からするとちょっともったいないような…。

▼フェラーリF40

F40もさまざまな種類のレプリカが製作され、バブル期には日本でも販売されていました。当時はひと目見ればレプリカと分かるものが多く、それだけオリジナルの造形が絶妙なバランスで成り立っているという証なのかもしれません。

▼ポルシェ959



当時、F40と人気を二分していたポルシェ959にもレプリカが存在します。ベース車は基本的にポルシェ911で、年代的に930ボディが流用されていました。なかには、オリジナルには存在しない、カブリオレをベースにしたオープンモデルも。

■ランボルギーニ・カウンタック
スーパーカーの代名詞たるランボルギーニ・カウンタックにもさまざまなレプリカが存在します。角張ったフォルムが幸いしてか、素人目には見分けがつきにくいほどの造形美を持つレプリカも存在するほどです。

■ランボルギーニ・ディアブロ
日本で販売が開始された当初は、1億円というプライスタグを掲げていたこともあったランボルギーニ・ディアブロ。それだけに、日本国内でもレプリカモデルが販売されていました。当時、シザードアまで忠実に再現されていたのかが気になります。
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クラシックカー編


▼フェラーリP4

オリジナルのフェラーリ250GTOやP4は、もはや億単位の相場で取り引きされるほど。日本にも、ノーブルP4という名でレプリカモデルが輸入・販売されていました。

▼ランボルギーニ・イオタ

本物が現存しないランボルギーニ・イオタも、ミウラをベースにしたレプリカが数台制作されました。時代を経てオリジナルの姿に戻された個体もあるようです。今年開催されたRMオークションにも、イオタ仕様のレプリカが出展されました。

■ポルシェ911(ナロー)
ここ数年、空冷911乗りのあいだで注目を集めている"SINGER PORSCHE"。964をベースに、ナローモデルのフォルムを再現。エンジンやブレーキなどのパーツは近代の空冷911を使用している、まさに「新しい酒を古い革袋に入れる」を体現したモデルといえます。

■コブラ(427 & 289)
オリジナルの生産台数が少ないコブラのレプリカは、日本でもお馴染みの存在かもしれません。レプリカモデルのなかでも、比較的遭遇する率が高い方のモデルといえそうです。果たして、いま何台くらいオリジナルのコブラが日本にあるのでしょうか?

■ポルシェ356
ポルシェ356も、さまざまなメーカーがレプリカモデルを製作・販売しています。なかでもインターメカニカ356は、オーダーメードでの注文が可能とのこと。しかも日本にも代理店があるので、ぜひお話しを伺ってみたいです。

■ランチア・ストラトス
生産台数が少ないため、必然的に市場に出回ることが限られるランチア・ストラトス。日本にも、ストラトスのレプリカを製作しているショップがあります。こちらも、オリジナルに囚われない楽しみ方ができそうです。

レプリカのベース車編


▼ユーノス ロードスター
愛はオリジナルを超えた!? 素晴らしきかなレプリカモデルの世界。
レプリカのベースというより、ユーノス ロードスターのフォルムを活かしつつ、他のモデルに近づけた…そんなレプリカが多かったかもしれません。
画像提供:江上透

▼ポンティアック フィエロ

当時から、日本ではオリジナルのポンティアック フィエロを見掛けることの方が珍しかった(ような)気がします。いま、何台くらい日本国内に現存しているのでしょうか。

■FIAT X1/9
FIAT X1/9も、レプリカベースとして定番です。最近は本当に見掛けなくなりました。若いときにフェラーリなんて買えないからFIAT X1/9を手に入れたんだ!というクルマ好きの先輩からいいお話しを伺ったこともありました。

■フェアレディZ(S30)
フェラーリ250GTOベースにS30型のZが使われていた…という事例も。21世紀となった現代の感覚からすると、ちょっともったいない気がしますね。

■トヨタ・MR2(SW20)
そのフォルムやミッドシップエンジンなど、フェラーリのベース車としては魅力的な1台かもしれません。MR2も、オリジナルのまま乗っていたい1台です。

いかがでしたか?

あくまでレプリカといってしまえばそれまでですが、オリジナルへの憧れや尊敬の念があればこそチャレンジできる世界。実際に製作し、世に送り出せるほどの情熱という点においても、膨大な手間と労力が掛かります。決して、生半可な気持ちでは完成までこぎつけられないはずです。

こうして見ると、レプリカの世界にもいろいろな楽しみ方があります。カレントライフでも、ぜひレプリカモデルに愛情を注いでいるオーナーさんを取材させていただきたいです。

[ライター/江上透]

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