50g単位の軽量化を目指した993RSは、空冷ポルシェ911最後のレンシュポルト

最終更新日: 公開日:2016-07-21 | Posted in コラム by

ポルシェ911カレラRS(以下、993RS)には、2種類のモデルが存在しました。控えめなフォルムを纏った「ストリート」バージョンと、外装に専用のエアロパーツを装着し、内装のカーペットを取り払い、難燃性素材のフルバケットシートやロールケージが組み込まれた「クラブスポーツ」バージョンです。

なお、日本市場に正規輸入された993RSは、クラブスポーツバージョンの外装に、ストリートバージョン向けレザー素材のレカロ製フルバケットシートや、エアコン、オーディオ、エアバッグなどを備えたオリジナルの仕様となっています。日本に正規輸入された993RSが海外で人気を博しているのは、このあたりの「いいとこ取りモデル」であることも理由のひとつといえそうです。

ストリートバージョンの車重は1373kg、対してクラブスポーツバージョンは1270kg。空冷水平対向6気筒SOHCsエンジンは、ノーマルのカレラより200cc増しの3.8L。最高出力は、カレラの272psに対して、RSは300ps。100kgの車重差と30ps弱のパワーアップは、クルマの挙動にも影響を及ぼします。トランスミッションは6MTのみ。快適装備が備えられたバージョンが存在するとはいえ、硬派なモデルであることに変わりはありません。

993RSのエンジンには、可変吸気機構「バリオラム」が装着されています。その名のとおり、エンジンの回転数に応じて空気を吸気させる量を制御する機構であり、中速回転域でのトルクアップを実現。この「バリオラム」は、1996年および1997年モデルの3.6Lエンジンにも採用されました。

ポルシェ911ターボ3.6(964)を思い起こさせる、赤くペイントされたブレンボ製ブレーキキャリパーを993RSにも採用。スピードライン製の3ピース構造の18インチホイール。タイヤサイズは、フロントが225/40ZR18、リアが265/35ZR18となります。

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この記事の筆者:江上 透

CL副編集長。輸入車関連のセールスプロモーション、ウェブサイト、紙媒体、ラジオ番組の企画/制作/運営...