特にドイツ車が魅力的だといえる特徴やおすすめポイントとは?

最終更新日: 公開日:2014-10-14 | Posted in コラム by

あくまで私見ではありますが、自動車技術はこの30年間、主としてドイツ車メーカーと日本車メーカーに牽引されて大きく前進したと考えています。ハイブリッド、DCT、ダウンサイズエンジンとターボ技術、自動ブレーキ、アイドリングストップシステムなどの魅力ある新しい技術が今ではすっかり身近な存在になっています。そして日本人にとっても、輸入車の中でもとりわけドイツ車はたいへん特徴があり魅力的な存在です。なぜドイツ車はこれほど人々を惹きつける魅力があるのでしょうか?

輸入車、特にドイツ車が魅力的なポイントとは?

自動車技術はドイツ車のお家芸

まず、日本とドイツ両国にいえることですが、優れた自動車メーカーが多く存在して、互いに切磋琢磨しています。VW(フォルクスワーゲン)、BMW、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、Audiなど、どれもが世界で名だたるブランドです。また、両国とも製造技術の高さで定評があります。日本語の「モノづくり」という単語は、そこに込められたスピリッツと共に世界に認知されつつありますが、ドイツでもマイスター制度の伝統を受け継いだ、モノづくりの技術への高いこだわりがあります。中でも自動車技術はドイツのお家芸、例えばガソリンエンジン(ドイツではオットーエンジンと呼びます)、ディーゼルエンジン、ミラーサイクルエンジンなどは、発明者のドイツ人の名前が付けられて現在に至っています。

ドイツが誇るアウトバーン(無料高速道路)の存在も大きいといえます。ドイツのユーザーは速度無制限区間が多いアウトバーンを走り回れますので、必然的に高速運転時の安定性や安全性、耐久度への要求が高くなり、それらの現実的なハードルを1つずつ超えていくことが、ドイツ車の特徴でもある、堅実で安定性のある走行性能を育てる一助になったことでしょう。

輸入車、特にドイツ車が魅力的なポイントとは?

ブランドの伝統へのこだわりがドイツ車の魅力

また、ドイツ車の特徴的な面白みの1つとして、ブランドの伝統へのこだわりがあります。最先端のテクノロジーの開拓を行う一方で、それぞれのブランドが受け継いできた持ち味は頑なに守っています。

ポルシェは、フラッグシップ車のRRの水平対向エンジンという、メリットもありながら課題も多いコンセプトを、RRのもたらすデメリットを技術力でねじ伏せながら守り続けています。

BMWは手堅い走行性能高さにこだわり続け、ここ数十年でエクステリアは驚くほど洗練されましたが、今でもインテリアにそれほど気合をいれている様子はありません。また、キドニーグリルという伝統のフロントデザインを守り続けることで、一目見てBMW車だとわかる「顔」を確立しています。これは、つい最近になって日本ブランドが取り組み始めたことです。BMWの尊敬すべきところは、足回りにこだわりを持つメーカーでありながらも、傘下に入れたMINIブランドでは、決して「良い」サスペンション性能とは言い難い、弾むような「ゴーカート」ドライブの足回りには手を出さず、あの持ち味をしっかりと残していることです。ブランドの伝統を尊重する精神があればこそ、の賢い判断だと思います。

VWのゴルフは、昨年に輸入車として初めて日本カーオブザイヤーを受賞しました。ゴルフとその弟分のポロ、この2モデルの不思議なところは、モデルチェンジ後の最新車両のエクステリアを見ても、「前よりちょっぴりカッコよくなったかな?」と思う程度なのですが、数世代前のモデルを見ると、明らかに「とても古い」のです。ハッチバックの箱型というシンプルな基本形状を守りながら、堅実なファインチューニングを重ねていく、これがゴルフとポロの凄みだと思いますし、いかにもドイツらしい堅実さを感じます。

メルセデスは相変わらず一人で我が道を行っている感がありますが、逆に、あの有名なエンブレム以外はどこまでも自由にモデルを変化させるのが伝統。最近のAクラスの突然の変貌にも驚かされました。最近は、ゴツゴツと骨格が浮き出たような独特のエクステリアデザインに凝っている様子ですが、これが文句なしに魅力的でカッコ良いのが流石です。

世界のクルマの代表的存在、それがドイツ車メーカー

世界には、多種多様な自動車メーカーがありますが、その中でもドイツの自動車メーカーは、世界的にも知名度が高いと言われます。

その代表的なのが、メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)、アウディ(Audi)、BMW(Bayerische Motoren Werke)、Porsche(ポルシェ)、Volkswagen (フォルクスワーゲン)など、どれをとっても世界的に知名度の高い自動車メーカーばかりです。他にもオペル(Opel)、ダイムラー(Daimler)、スマート(smart)など、一般的にはあまり知られていない自動車メーカーもあります。

ドイツ車の人気は、ボディ・デザインが個性的で素晴らしいことと、車両の安全性や性能を重視しているからでしょう。それは、各メーカーのエンジン・パワーの強力さ、安定したサスペンションの動きと機能性を見てとれば一目瞭然です。その背景には、速度無制限の高速道路である「アウトバーン」の存在が関与しています。この道路の存在が、ドイツ車の最優先課題は走行時の安全性と言わしめている理由です。もちろん、安全走行に対する考え方は、エンジンやサスペンションにとどまらず、エアバックやABSなど、現在では標準装備の安全装置が今までドイツ車を中心に数多く開発されてきました。

ドイツ車各メーカーを一覧で紹介


▲1.メルセデス・ベンツ (Mercedes-Benz)
1886年創設の歴史のある、乗用車、トラック、バスの製造メーカー。日本では、高級車の代名詞ともなっています。E・C・Sの各クラスの乗用車の他、スポーツカー、ハッチバックタイプ、SUV、ミニバン、ライトバンなど、車種も豊富にあります。


▲2.アウディ(Audi)
四輪駆動(クワトロ)を他社よりいち早く取り入れ、ラリースポーツで高い走破性を誇っているメーカーです。車種は乗用車のA3、A4、A6、A8の他、スポーツクーペのTT、SUVのQシリーズ、ルマン・クワトロの生産型スポーツカーのR8シリーズなど。


▲3.BMW(Bayerische Motoren Werke AG)
車種は高級車が主で、セダン、クーペーの1・2・3・4・5・6・7シリーズのほか、スポーツ車(Zシリーズ)、SUV車(Xシリーズ)、電気自動車(i3)ハイブリッド・カー(i8)車などの自動車以外にもオートバイのメーカーでもあります。英国のロールス・ロイスとMINIの2社を傘下のカー・ブランドとして所有しています。


▲4.ポルシェ(Porsche)
ドイツの高級スポーツカーメーカーです。各種レースでも活躍しています。車種はケイマン、カレラGT、オープンカーのボクスター。また、ポルシェ911はスポーツカーの代名詞として世界的に人気があります。SUV車であるカイエンも高い人気があります。


▲5.フォルクスワーゲン(Volkswagen)
ドイツを代表する大手自動車メーカーです。フォルクスワーゲン・グループには、その他に、アウディ、ベントレー、ランボルギーニ、ブガッティ、シュコダ、セアトなどの自動車ブランドを保有しています。乗用車以外にもトラック、バン、商用車やキャンピングカーも製造しており、世界的自動車グループの筆頭メーカーとしても有名です。

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この記事の筆者:CL編集部

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