ベルトーネによる5ドアのフォルムが日本の景観にも馴染む。シトロエンXM

最終更新日: 公開日:2016-08-10 | Posted in コラム by

シトロエンXMと聞いてピンとくる方は、それなりの年齢を重ねているか、若くしてフランス車に目覚めてしまった前途有望なエンスージアストに限られるかもしれません。

それもそのはず。最近では街中でも滅多に見掛ける機会が少なくなりましたし、日本で発売された1990年当時でも爆発的に売れたクルマではありませんでした。このあとに登場したエグザンティアですら、ほとんど見掛けなくなってしまいました。実に悲しいことですが、やはりその多くは使命を終えてしまったのでしょうか。

1990年の日本といえばバブル真っ盛り。1カ月ごとにクルマを乗り換えるオーナーがいたり、行きつけの高級クラブのホステス嬢にポンとメルセデス・ベンツの新車をプレゼントしたり(それはいまも変わらない?)、都市伝説めいたことが現実に起こっていた時代です。アッシー君、メッシー君なんて言葉も流行りました。

そんな時代にシトロエンXMは日本にやってきたのです。車両本体価格は540万円〜と、決して安いクルマではありません。野暮を承知でいえば、シトロエンXMを選ぶなら新車のメルセデス・ベンツ230E(W124)やBMW 525i(E34)も射程圏内なのです。

事実、シトロエンXMのカタログにも「シトロエンXMに注目されたあなたの優れた選択眼とセンスに拍手を贈りたい」と記されています。

世間の喧噪をよそに、あえてシトロエンXMを選ぶ。世間体や見栄など、周囲の視線に惑わされず、自身の審美眼を貫いた当時のオーナー氏はどのような方だったのでしょうか?

ボディサイズで3車を比較してみると…。

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この記事の筆者:江上 透

CL副編集長。輸入車関連のセールスプロモーション、ウェブサイト、紙媒体、ラジオ番組の企画/制作/運営...