当時を知る人にとって伝説だった、Carerra Turbo RUF=CTRというクルマ

最終更新日: 公開日:2017-03-11 | Posted in コラム by

現在開催中のジュネーブモーターショーにおいて、RUF CTR(初代)を想起させるクルマが発表されました。そのシルエットは、当時発売されていた930よりも、当時CTRが存在しなかった964に近いイメージがあります。

Ruf CTR 2017 Engineering

[4k] Ruf Automobile Press Conference CTR 2017, 710 HP and 1200 kg presented by Alois Ruf

生産台数はRUF CTR(初代)と同じ30台、最高出力は710馬力、最大トルクは880Nm、0〜100km/h加速は3.5秒未満、カーボンモノコックボディにプッシュロッド式サスペンションを採用。価格は75万ユーロ、日本円に換算すると約9,000万円とアナウンスされています。見た目はクラシカルでも、中身は現代のテクノロジーが投入されている点において、往年のポルシェ911およびRUFフリークは色めき立ったのではないでしょうか。

あまりに偉大すぎた存在、RUF CTR(初代)

RUFがいち自動車メーカーとして認可されたのは1981年。いわゆる「イエローバード」が、フォルクスワーゲンのテストコースにおいて333.9km/hの記録を打ち立てたのは、それから6年後の1987年。さらに翌1988年には、auto motor und sport誌主催における最高速テストにおいて、この記録を更新する342km/hを樹立。このときのライバルはフェラーリF40やポルシェ959(この個体はスペシャルチューン仕様という説も)などを実力で抑えたことから、その名を世界に知らしめました。

当時を知る人にとって、この数字は驚異的であり、いまだに最新モデルの最高速と、イエローバードが樹立した記録を比較してしまうのは筆者だけではないはずです。

当時のポルシェ911ターボと比較して、圧倒的な性能

●各モデルの最高出力およびトルク
・ポルシェ911カレラ(930):231ps/5900rpm、28.6kgm/4800rpm(最終モデル、ヨーロッパ仕様)

・ポルシェ911ターボ(930):300ps/5950rpm、43.8kgm/4000rpm(最終モデル、ヨーロッパ仕様)

・RUF CTR(初代):469ps/5950rpm、56.4kgm/5100rpm

スペック上でも、RUF CTR(初代)が圧倒していることが分かります。

●各モデルのボディサイズ
・ポルシェ911カレラ(930):全長×全幅×全高:4291x1650x1350mm

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この記事の筆者:江上 透

CL副編集長。輸入車関連のセールスプロモーション、ウェブサイト、紙媒体、ラジオ番組の企画/制作/運営...