アウディのデザインはどこへ向かうのか?デザインの変遷を考察してみた

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▲第4世代目のアウディ80カブリオレ。25年以上前という古さをそれほど感じさせない、Ro80の特徴をうまく引き継いだデザイン

1980年代に四輪駆動システムのクワトロを乗用車用として開発してラリー参戦したりしていたアウディ。

1990年代には現在のモデルにも引き続かれている「A」から始まるネーミングでラインナップを整理、90年代後半にはラウンドしたモチーフを多用したTTやオールアルミボディを採用したA2(日本未発売)など個性的なモデルもラインナップしていたが、プレミアムブランドとしては他の欧州ライバルたちに比べてそこまで大きな存在ではなかった。

▲新しいデザインの方向性生み出した初代TT。丸みを帯びながらも水平基調のキャラクターラインにスッキリとしたディテールはきちんと受け継がれていた

プレミアムブランドとしての地位確立…シングルフレームグリルの登場

▲日本人カーデザイナーの和田智氏による3代目A6セダン。シングルフレームグリルで他のプレミアムブランドにも負けないアイデンティティをもたらした

そのアウディを一気にプレミアムブランドとしての立ち位置を確立させたのは、2000年代中盤になってからであろう。1930年代に活躍していたアウトウニオン製レーシングカーのフロントグリルをモチーフとしたシングルフレームグリルを採用し、美しい中にも個性とヘリテージを持ち合わせたデザインで好評を得た。

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この記事の筆者:五十嵐 圭吾

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