アウディのデザインはどこへ向かうのか?デザインの変遷を考察してみた

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2000年代中盤あたりから10年あまりで急激にそのブランド力を高めてきたアウディ。今やBMWとメルセデスベンツと互角もしくはそれ以上の人気を誇るほどになた。知的かつエレガントな雰囲気を醸し出すシンプルなデザインで、一時期もっとも美しいカーデザインではないか、と筆者に思わせたアウディであった。それが最近では新型を見かけるたび「?」が頭に浮かんでしまう自動車メーカーになってしまった。

アウディ・デザインの原点と進化

▲1968年にヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したRo80。凹凸が少なく当時としては空力に優れた未来的なデザインに前衛的なロータリーエンジンを搭載した

4社が合併して結成されたアウトウニオンとNSUが併合されて生み出されたアウディだが、そのエクステリアデザイン・フィロソフィーの原点は併合直前に発売されたNSUを冠した最後のモデル、Ro80にあった。

水平基調なキャラクターラインを描きながら適度にカーブした角や面に、ロングホイールベースの伸びやかなシルエットが優雅なそのモデルは、シンプルかつバランスのとれたディテールでタイムレスなデザインをまとったクルマであった。

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この記事の筆者:五十嵐 圭吾

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