総生産台数の10%が日本に上陸。メルセデス・ベンツ500E(W124)はそれでも希少

最終更新日: 公開日:2016-04-05 | Posted in コラム by

生産終了から20年。いまだ根強い人気を持つ、メルセデス・ベンツのミディアムクラスセダン、W124。その中においても、1991年に発売された「500E」は別格の存在といえます。“FIRE AND SILK”、日本版のカタログには「炎の情熱。絹の優美。」のキャッチコピーが踊り、500Eの成り立ちを端的かつ雄弁に物語っています。

“FIRE AND SILK”のキャッチコピーに込められた、メルセデスが放ったスポーツ・セダン

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最高出力325馬力を誇る、5リッターV8 DOHC 32バルブエンジンを搭載するために、サスペンションやシャーシも500E専用のものが用意されました。その結果、フロントフェンダー幅が拡大されたのですが、外観はあくまでさりげない主張に抑えられています。その内に秘めた高性能さを「分かる人にだけ分かれば良い」といわんばかりに、そっとアピールする奥ゆかしさすら感じさせるフォルムが実に魅力的です。

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500Eのボディサイズは、全長4755×全幅1795×全高1410(mm)。300Eのボディサイズが全長4740×全幅1740×全高1445(mm)であることからも、全幅が広げられ、車高は下げられていることが一目瞭然です。

また、500Eの新車販売時の価格は1550万円であり、300Eの715万円の倍以上の価格でした。もはやミディアムクラスの枠を超え、Sクラスの最上級モデルにあたる560SELの1355万円や、500SLの1580万円に匹敵する価格で販売されていたにも関わらず、当時人気を博しました。

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この記事の筆者:江上 透

CL副編集長。輸入車関連のセールスプロモーション、ウェブサイト、紙媒体、ラジオ番組の企画/制作/運営...