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カーゼニ

更新2018.02.05

クルマと邸宅が生み出す「快眠」と「富」を得る方法を伝授しよう

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伊達軍曹

幼少の頃より、いわゆる「寝つき」は良いほうの筆者ではある。しかしここ最近は寄る年波のせいか、時おりだがなかなか寝つけない夜というのも生じるようになってしまった。

「邸宅+車庫イメージング法」という究極の入眠術




これはイカンということで、インターネッツで「入眠」をキーワードにググる、薬局薬店でドリエルを買ってみるなどしたが、どれもさほどの功を奏さない。ならば、ということで自分でインディーズな入眠法の研究開発に着手してみると、それが大成功。もはや筆者にとって「眠れぬ夜」は皆無となった。

そしてそのインディーズ快眠法は比較的短時間で寝つけるのみならず、なんと中長期的には巨万の富とそれに伴う数々の名車、およびそれを格納収容するおしゃれガレージなどを、己にもたらしてくれる魔法の入眠法であることも発覚した。

この手法を独占し、数年後にわたしだけが巨富を得ることも思念したが、筆者は心の広い善人なので、そのようなことはいたさぬ。ここで無料にて広く公開するので、ご興味のある人あるいはこの手法への適性を持たれる方は、ぜひぜひ活用していただければ幸甚にて御座候。

さて。その具体的な手法はいたって簡単というか、シンプルだ。

「自分がお大尽になったあかつきに建立する、複数台収容可能なガレージ付き邸宅を、脳内にて仔細に設計してみる」というだけである。



そのイメージング作業を夜、お布団上にて開始すると、筆者の場合は玄関部分および1階ガレージ部分の(脳内)設計を終え、そこにどんなクルマを配備するべきかを検討し、そしてその奥側にある(はずの)納戸とトワレットの作りをどうするべえか……とイメージし始めるうちに、気づけば「zzz」と寝ている自分に気づくのだ。や、寝ちゃってるから実際は気づかないわけだが、客観的に描写するならば、そういうことなのだ。

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この手法で得られるモノは入眠だけではない




この手法がワークする人種は、いわゆる「クルマ好き」に限定されるのかもしれない。しかしここ『CL』を覗いてらっしゃる貴殿は93%ぐらいの確率でクルマ好きなのだろうから、ワークする可能性は大であるはず。またクルマにご興味がない人であっても「家を作る」ということにそれなりの興味さえあれば、ガレージ部分をほかの何らかの要素に変えたうえで脳内設計を試みるだけの違いなので、おそらくは玄関部分と手前側部分の何らかを設計しているうちにソッコーで「zzz」となるだろう。

そしてこの手法の偉大なところは、寝つきが改善されるだけでなく、冒頭付近で申し上げたとおり「将来的な巨富を己にもたらす」という点だ。

現代のサイエンスで明白に証明されたわけではないが、気の利いた人はみんな知っている。「脳内で明確にイメージされた事象が、どこか形而上の世界からこの物質世界へ、具体的な形質を伴って降りてくる」ということを。

そのシステムを司っている「大元」みたいな存在が、いわゆる神なのか仏なのか、はたまた宇宙そのものなのか、筆者にはわからないし興味もない。「とにかくそういったことが確実にあるのだ」ということだけに、私は興味と少々の知識を持っている。

であるならば、日夜、というか実際は寝入りばなの夜間のみだが、繰り返し明確に、具体的すぎるほど具体的に「ガレージとクルマと邸宅と」をイメージしていれば、そのエネルギー状のものが神か仏か宇宙かサイババか誰かに届き、而して後、しかるべき時間をおいて物質として私の元へ届けられるのはほぼ確実。

つまりこれは「快眠を得ながら大邸宅も得る」という、ほとんど濡れ手に粟とも言える強烈な手法なのである。

詳細なイメージを生成するための日々の努力は必須




だが強烈なだけに、「シンプル」ではあるが決して「簡単」ではない。

お布団の上で描かれるイメージは茫漠とした「なんとなく」ではぜんぜんダメで、超絶プリサイスリーかつコンクリートリーな、つまり正確で具体的な像を結んでいなければならないからだ。

そのためには、例えば「クルマ」とイメージするのではなく、「なんというクルマの何年式で、グレードはアレで、色はコレで、車内の匂いはこんな感じ」という、せめてその程度までは仔細である必要がある。つまりはWEB上のカタログや記事写真等を眺めるだけでなく、極力機会を作って実際のクルマを至近距離より眺め、できればその運転席に座ってみる必要がある。アイフォーン等で写真に収めておくことも重要となろう。ちなみに筆者は日々、その努力を怠っていない。

邸宅やガレージ部分についても同様だ。「なんとなく」ではまったく意味をなさない手法なので、日々、無料のソフト等を使って理想の間取り図を描いてみる、気になる住宅展示場に足繁く通い、外観および内部等の詳細を脳裏に焼き付ける、近隣の大邸宅をガン見し、写真に収めていたら不審者として警察に通報される……等々の、血の滲むような努力と研鑽は当然ながら必要である。やはり何事も努力というのは必要であって、世の中にいわゆるフリーランチは存在しないのだ。



以上の、血の滲むような、血反吐を吐くほどの努力を行いながら自分は毎日快眠しているため、予想では4年後、目黒区は碑文谷裏手あたりの小粋なエリアに、自家用車2台を収容可能なガレージを備える中規模の邸宅が完成する予定だ。これはもうほぼ間違いない宇宙のダンドリである。

しかし問題もある。

この手法は巨富を得るためのものであると同時に「入眠術」でもあり、現状はむしろ後者のほうが効果的にワークしているため、イメージング作業がどうしても「1階奥の納戸とトワレットあたりまで」で強制終了されてしまう点だ。

そのため、宇宙の摂理によって建立される筆者の邸宅は「その部分あたりまで」しか作られないかなりイビツな邸宅になってしまうわけだが、それも宇宙の摂理なので、これはもう受け入れるほかないと考えている。

玄関とガレージ、そして納戸とトワレットしかない奇妙な家ではあるが、お近くにおいでの際はぜひお立ち寄りいただけたなら嬉しい。敬礼。

[ライター/伊達軍曹]

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